- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091830418
感想・レビュー・書評
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主人公、革離には覚悟がある。
取り繕うべきプライドはあまりない。
それは信念があり、覚悟があるからである。
その他の事はどうでもよい。
普通の登場人物にはプライドがある。
権力というプライドだったりする。
プライドは肩書につく。
個人につくのは覚悟や信念である。
似たような感じで全く違うものだと思う。
革離は墨子であり、墨家として学んできたことに絶対の自信がある。
それが信念であり、覚悟を持っているのだ。
バックボーンのない、信念や覚悟は単なる独りよがりなものである。
革離をみればわかるが、バックボーンがあってさえ、
覚悟がある人間は人から疎まれるものである。
しかし、
覚悟を持って生きたい。
もちろん覚悟を持てるための信念を持たなくてはならず、
そのためには勉強がとても大切である。
何も恐れることはなく覚悟を持つことが、
それが難しいんだけど、そして孤独だ。
そんな革離にも何巻だったか仲間ができる。よかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
全11巻
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守のエキスパート墨家であるスキンヘッドな漢の生きざまを描いた中国戦乱記。武将ではなく庶民からの目線で戦をとらえています。
城の守りについての内部の動き、虫という刺客のアイデアなど無駄なくストーリーが進行していく展開が好きです。 -
この作品から中国哲学熱が加速しました。運命の出会いってのは、振り返って思うこと。革離、梁城に入る。
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全巻
話が途中でだらける事もなく、無駄なく一気に読める -
全巻。
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痛い、臭いというような五感をきちんと描ききってある。それこそが人間性でありすばらしい。強靭なプライドは痛快です。