新ブラックジャックによろしく【移植編】 (8) (ビッグコミックススペシャル)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 327
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091831170

作品紹介・あらすじ

最後の研修先、「移植編」。待望の第8集!!

他人から他人へ――。
斉藤から赤城への腎移植を諮る倫理委員会は
いよいよ大詰めを迎えた。
斉藤は最後の力を振り絞って
ひとつの言葉を繰り返す。

「僕は医者です……
赤城さんを助けたいだけです…!」

世界を変えるのは
いつでもたった一人の情熱だ。
医療とは何か、医者とは何か。
最後の研修先で斉藤が見つけた結論に
ついに審判が下る。
はたして、世界は変わるのか。

感想・レビュー・書評

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  • 倫理小委員会が開かれ、斉藤はみずからの意志で赤城に臓器を提供すると宣言し、手術をしてほしいと求めます。しかし、彼の行為が医者としての任務から逸脱しているのではないかという問いかけから議論は紛糾し、倫理とエゴの相克という問いに委員会のメンバーたちは直面させられることになります。

    一方、皆川は赤城の病室を訪れ、彼女に自分の受け取ってほしいと迫っていました。そのことが、かつて父親の臓器が機能をうしなったあと実家を去ることを決意した赤城を追い詰めます。

    やはり、すこしことばが空回りしているのではないかという疑念がぬぐえません。とくにそのことを感じるのが倫理小委員会での議論で、斉藤の立場は自分自身の明白なエゴに立脚しており、きわめてわかりやすいのですが、その他の参加者たちの倫理上の立ち位置が明確にされていないために、見通しの悪さを感じてしまいます。

  • 皆川さんタフやわ

  • きみのために

  • 倫理委員会と手術の話。生体移植を巡る問題は会議室と中庭で同時に進行していた。
    斉藤がひたすら赤城を救いたいと伝え続ける一方、皆川からの移植の申し出を受け全てを拒絶し始める赤城。レシピエントとドナー。互いに互いを思うが故にすれ違う。救うことと救われることは一致するとは限らず、噛み合わないこともあるのだ。
    日本の生殖医療は今後どう変わるのか。電車で人身事故があった際、「またか」ではなく「貴重な臓器が」という感想を抱く日が来る可能性もある。命の価値基準が大きく揺らいでいる時代である。

  • おもしろい!
    先が気になる!

  • ついに移植なる!

    内容がとっても考えさせられます。
    感動的ですごいです。

  • 登録日:6/25
    1巻~8巻

  • 20100525読了

  • 病気という不幸を背負った人達からお金をもらい、、、僕は生活してます、、、僕は不幸をお金に換えているだけかもしれません、、、

  • とうとう・・・移植をしてしまったのですね・・・

    「医師とは何か?」医者だから赤城さんを助けたい。
    でも他人の女性に腎臓をあげるという意味は大きい。
    彼女である皆川さんにはどれだけ残酷なことをしているのか。。

    2010.5定価購入  /  2010.5.12読了

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