シュトヘル (6) (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 741
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091845504

感想・レビュー・書評

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  • 人の生死も、国の存亡も、部族の命運も、儘ならぬ。
    闘いに駆り立てるはただ、己の愛憎の念。
    守るものを失い、怨念を育み、望むのは何か?
    鬼気迫るハラバルの強襲が圧巻です。
    ユルールの信念は禍いを呼ぶのでしょうか。
    関わるひとは皆、惨憺たる有様ですね。
    4〜6巻まで読了です。
    暫く振りに続きを読みましたが、ユルールが逞しく育ってきたなぁ。

  • 4〜6巻までレンタルで読了。
    文字が記し遺す歴史。それに救われる人も蔑まれる人も、文字を守る人も憎む人もいる。歴史は暗記する名詞の羅列じゃなくて、人の生きたドラマなんだと、しみじみ思う。これを読むと。

    ハラバルが格好よすぎる。シュトヘルとユルールの再開が待ち遠しい。スドーも成長してきて良かった。あと吉祥山(グルシャン)おじいちゃんも渋い。

    ハラバルとシュトヘルが無双するアクションは痛快だし、複雑で強烈な思惑絡み合う人間関係のドラマも胸を熱くする良作。

  • 南宋との対比で金国代表は必要だったのかもしれないけれど
    全体から見てジルクスさんをここまで重しおかなくてもよかったのでは
    と完結してもいないのに決め付けて思う
    キャラクタ種類としてはありだけれども

  • じーさん無双かと思ったら…虎きたーー!

  • イバハさん・・・・。なんか、巻末の天国?の話しが書きたいだけだろ。とツッコミたくなるくらいに皆天国へ旅立ってますが、お兄さんだけは死なせないで。伊藤先生お願いします!

  • イバハ……。
    お兄ちゃんどうなるんだ!
    あああお兄ちゃんお兄ちゃん虎のお帽子を残してったりしないよね!?
    はわわわわわわわわ。
    次巻の発売予定書いてない~次いつ~(TT)

  • 兄弟の一瞬の邂逅。

    今巻はハラバル兄さんの内心や言葉がほとんど聞けなかったから、兄さんがどういう心持ちでいるのか推し量れなくてハラハラする。またいいところで終わってるから・・・次出るのいつなん・・・?

    しかし面白かった。ユルールもスドーもちゃんと強くなってるし、個人的には今のイチオシ漫画である。

  • 「文字」を遺すことは、文字として言葉を遺すことは、文字として残った言葉たちは、争いの中で無用に殺されていった人々を救うためにある。
    すべての人が文字を遺すことが困難だった時代があって、しかしいまや言葉は世界の端々まで行き渡る。
    言葉をしゃべる人、しゃべった人。記憶を記録に焼き付け、素してそれを誰かが「復元」するからこそしゃべった人が生き返る。
    我々が生きているのは、たしかにユルールの夢見た世界だ。


    それとは関係なく、絵がとんでもないことになってるコマとかが気になった。。。

  • ハラバル無双。血の虎となった彼が、文字を持つようになるモンゴル、すぐれた王のいるモンゴルとどう関わっていくのか楽しみ。一方でユルール・スドーも強さを持ち始めている。

著者プロフィール

伊藤悠(いとう ゆう)
1977年、東京都生まれの漫画家。女性。夫はイラストレーター・漫画家の前嶋重機。代表作に『シュトヘル』。
大正大学出身。1999年『ウルトラジャンプ』27号第1回ウルトラコンペに入選し、29号掲載の「影猫」でデビュー。連載デビュー作は「面影丸」。短期連載や読み切りをいくつか執筆したのち、佐藤大輔原作『皇国の守護者』連載が人気を博し、2006年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推奨作品に。しかし諸般の事情により物語の完結前に連載終了。2008年から『シュトヘル』を連載し、2012年第16回手塚治虫文化賞新生賞を受賞。

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