鉄コン筋クリート (1) (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
- 小学館 (1994年2月7日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (211ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091847317
作品紹介・あらすじ
異才・松本大洋が贈る、伝説のネコ・クロシロによる新世紀痛快悪童漫画!
▼第1話/レッツ・ゴー2匹の巻▼第2話/良い子への道!!の巻▼第3話/猫と鼠と犬の街の巻▼第4話/夜の散歩にゃ気をつけろの巻▼第5話/わんぱくでもいいのか!?たくましく育っていくのか!?の巻▼第6話/道徳の時間の巻▼第7話/シロが泣くの巻▼第8話/血の街+男の子+星の夜の巻▼第9話/クロガトブの巻▼第10話/ださださ木村マンの巻▼第11話/宝町ワルツの巻 ●主な登場人物/クロ・シロ(宝町に住む親兄弟を持たない子供。ネコと呼ばれている)、鈴木(宝町に古くからいるヤクザ、通称・ネズミ)、木村(鈴木の弟分)、藤村・沢田(古いタイプの体育会系刑事と東大卒のなにごとにも不感性のクールな性格の刑事) ●あらすじ/宝町に住む少年、シロとクロはネコと呼ばれ、他の町でも恐れられる存在。学校にも通わず、暴力で金を奪い取る荒んだ生活を繰り返していた(第1話)。▼ヤクザの木村が自称・宝町を仕切るアパッチ=チョコラ率いるグループにクスリをさばくように命令するが、チョコラが断ってしまう。脅しをかける木村だったが、クロとシロの姿を見ておとなしく退散した。が、このままで引き下がる木村ではなかった(第4話)。▼チョコラのグループの一員であるバニラが、チョコラの住民票と引き換えに木村の子分になろうとする。チョコラの本籍が青森であることを知った木村は……(第6話)。▼宝町に「子供の城」という不思議なビルができた。昔からあったものがどんどん消えていく。いつものことと気にしてはいないつもりのクロだったが、シロはどうやら町が変わっていくことに気づいているようだった。そんなおり、木村からチョコラに、削ぎ落とされたバニラの両耳が届けられる(第7話)。 ●その他の登場キャラクター/じっちゃ(第5~9話)、チョコラ(第4、7~10話)
感想・レビュー・書評
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シロ。
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写真をめくってアテレコをするように、一コマ一コマが一枚絵になっているなと思う。
宝町のデザインやネズミ達の美学がとても好きで、学生時代本当に何度も読んだ。
歳を重ねるにつれてわたしはクロとシロから離れていくが、それと同時にネズミ達へと近づいていく。
子供だった頃に読んだ自分と、歳を重ねてから読んだ自分を2人並べた時どういう話をするのだろうと思う。
子供の頃大切にしていたものを忘れないために開く漫画。 -
心のネジ、足りない人はいっぱいいるんじゃないかなあ。
シロとクロ、無垢 不純 善と悪
片方だけでは生きていけなくて
二人はいつも一緒。
まるで人間みたい
全部が全部 説明されるわけじゃない
新しいものが生まれる中で
どんなに愛されていても古いものは死んでいく
やりきれない社会の現実
映画もとても好きでした -
1994-03-00
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DVDを見てから全巻読んだ。
マンガだけど映像的なコマ運び。
イタチ怖すぎる。 -
ちょっと、泣いた
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二〇年前のマンガ!?緊張が体から抜けない。痛みや死を恐れない自分が、暴力は恐れているんだ。ああなんという発見。
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あの頃、本当にはまってた。今でももちろんカッコイイ漫画だなあ、と思う。
初めの頃はクロ派。バイカー用のゴーグル、原チャリすら持っていないのに、買ってた。