- Amazon.co.jp ・マンガ (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091847355
作品紹介・あらすじ
拳だけを頼りに、ひとりで生きてきた孤独な天才ボクサー・五島雅の物語。
▼第12話/開戦▼第13話/望郷▼第14話/開放▼第15話/同調▼第16話/崩落▼第17話/種子▼第18話/交配▼第19話/感傷▼第20話/狂気▼第21話/危局▼第22話/花 ●主な登場人物/五島雅(ゼロと呼ばれ、世界中から恐れられている天才ボクサー、世界チャンピオン)、荒木(五島のトレーナー。五島が唯一信頼しているパートナー)、トラビス・バル(五島の挑戦者。メキシコからやってきた19歳。スパークリング中に相手を殺したという噂がある)高田秋夫(五島の後輩。東洋チャンピオン) ●あらすじ/いよいよ、五島とトラビスの試合が始まった。挑戦的な五島の態度に、トラビスは1ラウンド目から飛ばしてゆく。心配するトラビス陣営だったが……(第12話)。▼5ラウンド目が終わっても、五島は1ラウンドもとれない。連打を繰り返しても、空を切るばかり。五島ピンチ! 一方、トラビスは、確実に五島にパンチを入れていた。にも関わらず、五島はひたすら踏み込んでくる。トラビスは、五島は自分に何かを伝えようとしているのでは? と考え始める(第14話)。 ●その他の登場キャラクター/ペコ(第12、15~17話)、金さん(第14、16、22話)
感想・レビュー・書評
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迸る狂気の頂点で終わる。
なんという読後感!これまでにない壮絶。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
格闘漫画かと思ってたけど、強いって事は孤独って事を具現化してみましたってお話でした
ボクシングしてるけど何だかボクシングじゃない
何とも言えないこの感じ -
狂気をもってこその人生だ。その狂気の度合いによって、勝負が決まる。世界征服も。
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☆☆☆☆
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参った。
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松本大洋の作品の中では、若干、異質かな、と、この作品に関してはそう捉えている。けれども、いい作家っていうのは、必ずと言ってもいいくらいに、ボクシングを描くなぁ。ボクシングってのは、そんなにもそんなにも、なのかしらね。(12/3/20)
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最後に噴出する狂気は見事。時たま挿入される例えば道端の主婦たちの会話が、その狂気をいい意味でちっぽけというか、あくまでリングの中だけという当事者性を再確認させてくれて(うまく言えないが)、松本大洋はこういうのがとてもうまい。狂気欲を言えば、対戦相手がもう少し魅力的だとより良かった。
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これも愛の形の1つなのか。