星里もちる短編集 あっちもこっちも (ビッグコミックススペシャル)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 92
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091848529

作品紹介・あらすじ

読み切りの名手が描き続けた珠玉の短編集!

「りびんぐゲーム」「結婚しようよ」「ルナハイツ」「ちゃんと描いてますからっ!」・・・多数の代表作を持つ読切の名手・星里もちるが20年にわたり描き続けた、珠玉の名作を集めた短編集がここに…星里もちるワールド、ここに極まれり!!


【編集担当からのおすすめ情報】
多数の代表作を持つベテランでありながら、今もなお新規読者を獲得し続ける星里もちる氏。同氏が1990年から描き続けた貴重な短編が一堂に会した、ファンにとっては堪らない一冊となっております!

感想・レビュー・書評

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  • 全体的に面白いが、「パパ!あっちもこっちも」だけは読んでて何故かイラつく…

  • 喜ばしいこともあるのかもしれないけれど、理屈の通じぬものとの対峙は疲れるな、と。それに限らず、話を聞かないキャラというのは星里作品のポイントなのかな、と。タクシーものはシリーズ化しようとしたけど、挫折したとか、巻末に作品改題がついているのはよかった。りびんぐゲーム以来、星里作品からはなれていたけど、ひさびさにふれてみて、あたたかい気持ちに。

  • 段々掲載順が古くなる不思議な仕様。
    お母さんが死んで残された家族の話が印象にのこってます。

  • 作者の約20年間に描いた短編を、タイムマシンで恋人との過去を遡る『スイーツメモリーズ』を先頭に、発表順とは逆に掲載するという小粋な構成。
    変わらない作者の持ち味や画風の変化を感じることが出来る。

    好きだったのは、『パパ!あっちもこっちも』。
    作者の実際の娘たちがモデルになったという、競って父親を取り合う日常の中に成長を見つけて嬉し寂し、という内容。
    タイトルはここからの引用だが、年代も雰囲気もバラバラな作品集に上手く合わせたな、と感じた。

  • なんか,もう,さすがはもちるだわ!と叫びたくなる。もちる作品に共通して言えることは(私だけでしょうが)ぺらぺらと読み始めてすぐはすぐに読む気が失せてしまう。それから少し間をおいてから読むとすんなりともちるワールドに引きずり込まれるのです。しかし,これは昔から今に至るまで,その時々の“もちる”を楽しめる珠玉の逸品となっていると言える。

  • 新しい作品から時代を遡って8作が並んだ短編集。でも新しい作品のほうが危険がウォーキングやいきばた主夫ランブルの頃の雰囲気がある気がして古いファンの自分には好みでした。
    明菜ちゃんが涙を流すシーンに泣けてしまうのは自分も年をとったということかなぁ。

  • 星里さんの短編集。
    かなり古い作品もあるものの、
    ほのぼのありしみじみあり切なさありと
    変わらずの星里テイストで
    安心して読むことができますw。

  •  自分の感情を確認するかのような作品集でした。「スイーツメモリーズ」では過去の記憶を、「道草探検隊」では残された家族の心情などそれぞれ今思っていることをだれかに伝える大切さを教えてくれました。
     表題作でもある「パパ!あっちもこっちも」は自由奔放な娘たちに振り回されるお父さんを描いていて微笑ましかったです。こなちゃんの「こなちゃんはひまわり組だからいろいろできないのぉ~」は最強のセリフですね。

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著者プロフィール

福岡出身。1986年「プチアップル・パイ」にて『危険がウォーキング』でデビュー。1980年代は徳間書店「少年キャプテン」を中心に執筆。1990年代以降は小学館ビッグコミック系に執筆の場を移す。代表作は『かくてる(ハート)ポニーテール』『りびんぐゲーム』『夢かもしんない』『光速シスター』等。

「2016年 『やさしく!ぐーるぐる真紀 ②』 で使われていた紹介文から引用しています。」

星里もちるの作品

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