MONSTER: 終わりの風景 (18) (ビッグコミックス)

  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091852786

感想・レビュー・書評

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  • グリマーの言葉
    「人間は……感情を無くすことはできない……
     感情は……
     どこかわからない所に……
     迷いこんでいたんだ……」
    この物語の影の主人公は彼だ。

  • ココアの時には、思わず「お前か?!」と叫んでしまった。案外結末はあっさりしてるもん…って感じが、私的には若干の現実だな…と、思ってしまった。ただ、アレだけ人伝いにヨハンのことを聞いていたけど、本人って、言うほど登場してないのも面白いとこかなぁ。と、

  • 人に力を与え、人を突き動かす原因は、人の心の奥底にあると感じた。

  • 久しぶりに読みたくなって1巻から続けて読んだ。
    やっぱり面白い。
    回収できてない伏線もあったように思うが、
    最後の終わり方が個人的にはとても好きだ。

    ヨハンについて、終盤尻すぼみと
    思われる方もあるかもしれないが、
    最後に「人間らしさ」を感じさせてくれて、
    ヨハンの人としての弱さみたいなものが
    感触として手に残ったように思う。
    最後の天馬の選択に感情移入できてそういう意味で良かった。

    最後のページにはぞわっとした。

  • 病院内での白い巨塔(権力闘争)、猟奇殺人、医療倫理、幼児虐待、東西冷戦構造…。重いテーマと重いミステリーを絡めに絡めた、深い深い物語。これぞまさに大人の知的好奇心をくすぐる漫画と言えるのではないでしょうか。緻密な構成と格好良すぎの一話一話の終わりかたに、改めて全18巻を読み返すたびに唸らされます。

    物語に直接は関係ないけれども、グリマーさんの一言「夜のプラハの街って、まるで、おとぎの国みたいだ」が、やたらと印象的です。

  • 最後がちょっと腑に落ちませんが、
    漫画の雰囲気とか内容が好きですね〜
    浦沢さんの漫画はどれも面白いです。

  • なんかもう、いろんな意味で影響ウケまくった漫画…笑。すごすぎる。

  • これ面白いし深いですね。
    全部買いました。
    最後はスッキリしないオチだったものの、過程は凄かったと思っています。
    自分的には名作です。

  • あー面白かった。グラマーさん死んじゃったけど。最後の最後でルンゲ警部からの疑いが晴れて良かった。後ろ向きでテンマに詫びるシーンは思わず写メを撮った。俺的瞬間最高視聴率や。その次は無感情のグラマーさんの涙。物語の終わりに警察や救急が来て後処理をしているシーンは何てハリウッド的だろうと思った。怪我して運ばれるブルースウィルスが出てきそうやなと。最後の最後でヨハンの姿を消したのは続く可能性を残したのかな?いずれにせよ続くなら見たいし映画化したのも見てみたい。実写化そうとう難しいやろけども。でもまあ面白かった。

  • 読書録「MONSTER18」5

    著者 浦沢直樹
    出版 小学館

    p21より引用
    “あせっても、同じように今日は過ぎゆき、
    明日はくる……
    幸せっていうのは、そんなもんだ……でしょ?”

    目次から抜粋引用
    “架空の人間
     休暇の終わり
     名前のない男
     描けない絵
     終わりの風景”

     天才的技術を持つ脳外科医を主人公とした、
    長編サスペンス漫画。完結。
     ヨハンの計画が始まり、撃ち合いが連鎖し
    て街に拡がる。テンマ・ルンゲ・グリマーは、
    それぞれ自体を収めるために、行動に移る…。

     上記の引用は、全てが終わってからの、テ
    ンマの元婚約者と医師の会話。
    時の過ぎゆくままに、穏やかに、日々を暮ら
    せることのありがたさを、大切にしたいもの
    です。
     物語完結。途中少し長いかなと思うことも
    ありましたが、飽きるという程でもなく、最
    後まで面白く読み抜けられました。
    もっと長く引っ張る事も出来たかもしれませ
    んが、根気のある読者以外は離れたかも知れ
    ません。
     尾を引く終わり方をしましたが、続編は出
    て欲しくないと思います。
     紙で手元に置いておいても、損はしないで
    あろう作品です。

    ーーーーー

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