蟲たちの家 (ビッグコミックススペシャル 楳図パーフェクション! 3)

著者 :
  • 小学館
4.12
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本棚登録 : 144
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091878939

作品紹介・あらすじ

▼第1話/蟲たちの家▼第2話/目▼第3話/ロウソク▼第4話/きずな▼第5話/螺旋階段▼第6話/首▼第7話/夏の終わり
●あらすじ/ある日、不倫相手の羽奈子に、妻がいることを打ち明けた男。彼はさらに「妻は、今はもう人間ではない」と告白すると、いぶかる羽奈子を自宅へと連れて行く。その家はいつも真っ暗で、掃除もされていない室内はクモの巣だらけ。男が言うには、仕事が早く終わったある日、前もって知らせずに家へ帰ったところ、妻が男と密会していて、動転した彼女はクモに姿を変えてしまったというのだが…(第1話)。
●本巻の特徴/男女の心に潜む「恐怖」を描く傑作短編集、表題作「蟲たちの家」ほか全7編! 巻末には、映画監督・黒沢清が綴る「私のUMEZZ体験」を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 男女の嫉妬・欲望・打算にまつわる短編が集まっているようだ。

    好きなシーンは「目」の中の,「春は自分の顔を夫の肩と敷布の間にうずめると… そのまま声一つあげぬのが常であった。」という部分。ストーリーと強く関わってくる部分ではないけれど,貞節な女の表現のしかたとして関心した。そしてそういうのいいなあと思った。

    それによく考えるとこの本に収められている男女の短編の中で,ノーマルに愛し合っている状態をあらわす数少ないシーンの一つでもあった。このあと事件が起こり二人の関係は歪みだしてしまう。この他には,「ロウソク」の中のろうそく以後と「きずな」の事故以前だけ。

  • 装丁にノックダウン☆ 大人なホラー短編。どれも勝手で傲慢な男と、愚かな女のお話。濡場あり。

  • 2013年1月25日(金)、読了。

  • 窓貼り

  • 精神的にジンワリと来る、イヤ~な感じの短編集。
    選択肢は二つ、でも、結局どちらを選んでも
    幸せになれなかったことを確認してしまう
    「夏の終わり」が一番キツイ。
    それにしても、装丁が凝ってて素敵( 人´∀`)♪

  • 蟲と人間、どっちが強い?

  • 装丁が神。祖父江慎。

  • 「夏の終わり」が印象深い。

  • 装丁がオシャレです。何か怖い生き物が出てくるわけでもないのに、人間心理を描くだけでこんなに怖い話が描けるのか、と脱帽。

  • 楳図さんでもエッチなシーン描くんだ・・。

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著者プロフィール

楳図 かずお(うめず かずお)1936年和歌山県生まれ。55年に貸本漫画家としてデビュー、『週刊少年サンデー』などに作品を発表。ホラー漫画の第一人者。代表作に『漂流教室』『まことちゃん』『わたしは真悟』『14歳』など。ホラー、SF、ギャグ、時代劇まで幅広い。1995年以降、腱鞘炎という理由で漫画は休筆中。タレント活動を行い、2014年には長編ホラー映画『マザー』を初監督・脚本・出演。

「2022年 『こわい本11 猫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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