not simple (IKKIコミックス)

著者 : オノ・ナツメ

• 小学館 (2006年10月30日発売)

感想・レビュー・書評

[ズゴッ子さんの感想 · 2007年4月22日]

もはや、マンガではない。文字や絵としての語りは多くないのに、環境や心情がビンビン伝わるってスゴイ。

[猫丸(nyancomaru)さん · 2012/06/02]

｢文字や絵としての語りは多くないのに｣
確かにシンプルな絵だけど、表情に籠められた中身は濃いと思う。。。

[灰時-ﾊｲｼﾞ-さんの感想 · 2007年4月10日]

絵がすごい独特で魅力的です。オノ・ナツメさんの本はこれが一番好き。

[猫丸(nyancomaru)さん · 2012/06/02]

｢オノ・ナツメさんの本はこれが一番好き。 ｣
私は2作目、次何を読もうか迷ってます。。。

[モモチさんの感想 · 2007年2月25日]

本当、なんていったらいいんだろう・・・

心がぎゅーってなりそうになりました。

ハッピーなお話ってわけでもないんですが、深い所に入ってくる作品です。

バスの中で読んでたら・・・・

ちょっとぐっときてしまって、あぶなかった。



あらすじとしては、イアンという青年の少年時代からのおいたちを追って行ってます。

この青年の人生、本当に波乱万丈なんです。

何ていうか不安になるぐらいイノセントな彼・イアンが家族の確執や、不条理な出来事にあいつつも、ひたむきに生きていく様にぐいぐい引き込まれていきます。

彼がどうやって生きてきたか、そうして何処に行くのか・・・・



話の内容はもちろん、オノさんのイラストや台詞のかっこよさ、間の取り方がすっごい絶妙です！！！

本当にああいう作品を描けるってすごいなぁ・・・

[猫丸(nyancomaru)さん · 2012/06/02]

｢何ていうか不安になるぐらいイノセントな彼｣
少々汚れていないと、この世では遣っていけないのかも知れないと厭世的な気分に。。。
でも、彼がイイ奴だったと知る人間が増えれば増えるだけ、きっと向こうでは幸せになってると思う。思いたいです。。。

[ペコさんの感想 · 2007年2月19日]

出だしのページが凄く好きです。
さみしくて、せつなくて、ちょっぴりあったかくなりました。
願いはあんなに平凡で簡単なこと…なのに、どうしてだろう。こんなにも遠く、複雑で、難しい。
何度も読み返したくなる作品。

[猫丸(nyancomaru)さん · 2012/06/02]

｢出だしのページが凄く好きです｣
私は最後のページがとっても好きです

[niconicoさんの感想 · 2007年2月19日]

not simple。そう、まさに。

[猫丸(nyancomaru)さん · 2012/06/02]

｢そう、まさに。 ｣
読んだ人間も、気持ちの整理が上手く出来ず｢not simple｣に・・・

[ふゆこさんの感想 · 2007年2月2日]

難しかった･･････いや難しくはないんだけど切ないんだかやりきれないんだかどうにも落ち着きどころがみつからなかった。やるせない、が近いのかもしれない。お腹と頭がもやもやしてます。

[猫丸(nyancomaru)さん · 2012/06/02]

｢お腹と頭がもやもやしてます。 ｣
モヤモヤを抱えている間は、普段以上に他人様に優しくしてあげて・・・

[おまめさんの感想 · 2022年5月12日]

　悲惨やけどめっちゃ綺麗。

[からべーさんの感想 · 2020年1月1日]

■書名

書名：not simple
著者：オノ・ナツメ

■概要

普通の幸せを求めた青年が辿る“単純ではない”旅の物語ーー俊英、
オノ・ナツメ未完の衝撃作、完全版として全１巻で待望の復刊！
(amazon.co.jpより引用)

■感想

不幸な青年の物語です。
何とも言えない、読後感です。

未来から過去に物語がさかのぼっていくような感じです。

一言で表せない漫画。まさしく、漫画で描くべき作品なように思いました。
こういう複数の感情が揺さぶられる漫画は久しぶりかもしれないです。

もっと丁寧に映画化とかも全然できそう。

いい漫画だけど絶版という・・・・

こういう埋もれている漫画、たくさんあるんでしょうね。
どうせなら、出会えるだけ出会いたいですね。

[7do8bu1991さんの感想 · 2019年5月21日]

前、読んだ漫画を
もう一度、読み直してみる巻　Vol.２6

オノ・ナツメさんの漫画はこの『not simple（2006）』だったなー。

[Tomotaさんの感想 · 2018年3月28日]

小説のような読了感。
初めに未来の結末を持ってきて、そこから過去の遡って各登場人物のストーリーを展開、結末に繋げていくという構成。
そのためか結末に向かって紐が解かれていく感じとキャラに感情移入がしやすく感じた。

著者プロフィール

2003年『LA QUINTA CAMERA』 でデビュー。『さらい屋五葉』（全8巻／小学館）『リストランテ・パラディーゾ』（全4巻／太田出版）『ACCA13区監察課』（全6巻／スクウェア・エニックス）など映像化作品も多数。
「モーニング・ツー」では『Danza』（全1巻）『COPPERS』（全2巻）『つらつらわらじ』（全5巻）『ハヴ・ア・グレイト・サンデー』（全4巻）を連載。

「2023年 『ザ・ゲームスターズ（2）』 で使われていた紹介文から引用しています。」