- Amazon.co.jp ・マンガ (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091883919
感想・レビュー・書評
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家が隣同士の男女が互いに相手を覗き合う。。。なんか変態チックなストーリーだなと思ったけど画が上手いので読了はさわやかなキモチ。
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「スキマスキ」 =「隙間好き」。スキマの向こうの世界に思いを馳せ、切り取られた少ない情報からストーリーを想像するのが好きな「スキマフェチ」、ヘイサク。そんな彼が今気になっているのが、隣のアパートのカーテンの隙間からチラチラ見えるカワイイ女の子。やましいと思いつつもチラ見するのが楽しいヘイサクだが、その女の子=フミオも、ヘイサクを覗くのを楽しんでいた!?
実は同じ大学の2部&1部の学生だった2人。ふとしたきっかけでニアミスし、そこからゆるゆると恋愛に発展していく…覗き、覗かれていることを隠しつつも。その辺の描きかたがスリリングで面白い!
オトボケなヘイサク、子猫チックなセクシーさがたまらないフミオ。2人のキャラも最高によいけど、2人をとりまく友人らも個性的で楽しい。
作者本人が「地味では?」と心配していた「隙間好き」というテーマだが、目の付け所がユニークです!もしかしたら、描く人の力量によってはホントに地味に終わってしまうかもしれない。でもそこは宇仁田さん。ストーリーの落としどころもうまかったです。
宇仁田さんって古くて味のある物件が好きなんだろうか、私が読んだことのある作品には必ずといっていいほど古いお家が登場する。この作品も然り、フミオが住む築30年のアパート、古さと対照的なポップでキッチュなインテリアがすごくカワイイ。こういうところで楽しめるのも宇仁田さんの魅力かな。 -
隙間に惹かれる男・ヘイサク。自宅から見える部屋のカーテンの隙間に見える女の子を毎日見ている。
映画を見てエロ映画みたいになっちゃってたから、原作は宇仁田さんだしそんなことないはず!と思ったけど、まぁエロ漫画じゃないけやや変態漫画かな…?という感じ。。
男の子達がいつものようにちょっとアホで好きです。 -
なぜいまさら映画化?という。
ぼっち系女の子とどこにでもいる男の子が部屋を覗き合って大学で出会って恋に発展する気まずいながらも和んでるラブストーリー。 -
フツウ
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フェチっぽい
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お互いをのぞき、盗撮しあっていたヘイサクくんとフミオちゃん。距離感の大ズームから、邂逅、微妙な距離感から親しくなっていく過程が興味深く。スキマをこじあけて生まれてきたから、スキマから見る光景に心惹かれるのか、と。教科書どおりじゃねえが面白い。豪儀にも程がある。誰にでも隙だらけなわけないじゃん。ズームが使えなければ寄ればいーじゃん。(借りたあと、自分でも買う 10/11)
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きっと私も見られてる。
いや、きっと私も見てもらってる。
その心の隙間から、その、瞼の隙間から。
きっと私の事を、ずっと見てくれている。
そう信じれるから、頑張れる。 -
隙間というものは不思議なものだ。
街中を歩いていて、ビルとビルの間に隙間を見つけたりすると、ついつい覗き込んでしまう。どうせたいしたものが見れる訳ではないのだが、覗かずにはいられない。
そういえば昔、某人気マンガのキメ台詞で「ココロのスキマお埋めします」というのもあった。やっぱりみんな隙間は気になるのだ。
そんな訳でこのマンガの主人公・ヘイサクくんは隙間好きというヘンテコな趣味の持ち主。
普段生活していても隙間を探してしまうくらいの変人なのだが、実はある隙間が気になっている。それは部屋の窓から見えるお向かいさんの窓にかかっているカーテンの隙間。
そこから一瞬だけ見える女の子が気になって仕方がないのだ。どんなコなんだろう…そんな妄想を膨らますのが隙間からこっそり覗く醍醐味なのだが実は彼女は……!!
ヘイサクくんは大学の二部で建築を勉強する学生だ。このマンガではそんなヘイサクくんの夜の大学生活を舞台に恋や友情を描く青春マンガである。昼間のチャラチャラした学生に対する微妙な感情や将来に対する不安、女同士の友情やコンプレックスなどをギャグを交えながら軽快に描き出す。
こんな展開があり得るのかとか、ちょっと強引なのではと思わせる部分もあったりするが、若者特有の繊細な感情を丁寧に描いてる。ちょっと二部の学生というものに憧れも感じた。
そしてなんといってもヒロインの可愛らしさが物語りを心地よく引っ張っている。ヘイサクくんの天然っぷりとの相乗効果で続きを読ませる。
みんないろいろな悩みを抱えながら少しずつ大人になっていくのだ。そんな青春の大切な一瞬を切り取った優しい眼差しのマンガである。