- Amazon.co.jp ・マンガ (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091886712
作品紹介・あらすじ
静謐の中で、ドラマは進む――
嫁いでいった娘からもたらされた、たった一言。
「離婚しようと思う」。
劇的な変化があるわけではない、日常の延長。
しかし、心の中が、目に映る風景が、ほんの少し
その色調を変えてゆく…。
単行本描き下ろし作品。
【編集担当からのおすすめ情報】
前作『ダニー・ボーイ』(青林工藝舎刊)より5年、
手塚治虫文化賞新生賞受賞作家が満を持して放つ意欲作です。
必要最小限のセリフ、説明を省き削ぎ落とされた描写により、
一見、「文学のような」「映画のような」と形容されそうな
本作ですが、これこそが著者の辿り着いた「マンガ表現の
ひとつの到達点」であると確信しています。
ぜひご一読ください。
感想・レビュー・書評
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縦長に仕切られた枠線を右から左へと読み進む珍しい作り
絵も独特で とてもおしゃれな感じ
何度か読むと分かるかもしれないが 今はこの気分じゃないな
楽しくはない詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
島田虎之介はすごくいいと思うんだけど、これはちょっと自分には無理。好きな人もいるかも。
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たんたんと。シンプルな線で言葉少なく描かれていて時間の流れを感じさせる。家族のはなし。むつかしい。
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Kindle版
¥ 540 -
どうかなー?
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伊東さん、どこかの企業の部長さん。休日は仲間と草野球、妻、息子、娘に孫がいる。私、離婚するかもしれない、と投げ込まれた小石。家を買おうとする息子。昔の家に思いを馳せる娘。静かに描かれる風景、版画のような。引かれる、イェーツやジョイス。家を見上げる妻を見つめつつ、静かな余韻を残して終わる物語。読了即再読してしまった。