- Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091897176
作品紹介・あらすじ
今世紀最大の話題作、ついに単行本化!!
大元帥陛下して軍事を、大天皇陛下として政治を一身に背負い
昭和という時代を生き抜いた巨人。
波瀾万丈という言葉では表せないほどの濃密な生涯に
半藤一利氏協力のもと、漫画界の巨人・能條純一氏が挑む--
「ビッグコミックオリジナル」誌で毎号にわたり衝撃を呼ぶ巨弾連載、
待望の第1集は、その少年時代が
大胆な解釈と圧倒的な画力で描かれる…!
【編集担当からのおすすめ情報】
あまりに多くのものを抱えながら、誰も経験したことのない人生を歩んだ
若き青年君主は、何に喜び、何に哀しみ、何に怒り震えたのか。
昭和天皇という存在を、あくまで一人の人間のドラマとして描きたいという
能條純一氏の強い思いが、氏にとっても新境地と呼べるほどの世界観を
確立しました。
1話目冒頭から鳥肌が立つシーンの連続!! 必読です!!
感想・レビュー・書評
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第一巻から発売日を楽しみに購読中。12巻はついに二・二六事件がテーマ。五・一五事件よりも複雑な背景を分かりやすく描いて勉強になりました。昭和戦前はきな臭い時代ですが、そんな中で昭和天皇の真摯な生き方にとても共感します。残酷な描写もなく、この時代に生きる人々を丁寧に綴る物語。原敬、秩父宮、石原完爾、東郷平八郎などのサイドストーリーも抜群の面白さ。このような素晴らしい作品をありがとうございます。
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能條純一『昭和天皇物語 1』小学館。
現代の劇画作家の中でもトップの作画力を持つ能條純一が非常に難しく、デリケートなテーマに挑んだことに驚いた。天皇をはじめ、登場人物が見せる現代の日本人が忘れつつある誇り高く高潔で、極めて真っ直ぐな生き方が眩しい。
谷口ジローの傑作『坊っちゃんの時代』にも似た雰囲気で、明示、大正を舞台に天皇と関わる人びとが生き生きと描かれる。
昭和という日本が敗戦から復活を遂げた輝かしい時代が終わり、迎えた平成という時代は一瞬の幻、虚業と狂気にまみれた非常に危うい時代だったと思う。時代の移り変わりと共に天皇をはじめとする皇室も少しずつ変化を遂げてきたように思う。次に迎える時代はどんなものになるのだろうか。 -
6巻まで一気読み
それぐらい集中できる
読みやすい -
『ミカドの肖像』を読んで俄然天皇や皇族に関して興味が湧いてきた中で、ちょうどLINE漫画に配信されているものを見つけました。
2023年現在。まだ連載中なんですね。LINE漫画で無料配信分しか読めていないですが、有料分購入して一気読みしたいくらい面白かったです。
『ミカドの肖像』で印象的だった昭和天皇の近代的価値観について、受けてきた教育や皇后候補探しなどその背景を漫画でわかりやすく理解することができました。昭和天皇を取り巻く明治から大正、そして昭和への歴史的なながれも漫画だとわかりやすいです。そして感情移入しやすい...
大正天皇をサポートしつつで皇太子たちの嫁候補を選定する皇后節子の政治家たち顔負けの力強さ(恐さ)と、節子とはちがうしなやかな強さがある良子、会津魂が注入されている松平節子。漫画内で描かれる女性たちも魅力的に描かれていました。 -
・この本は、私が知らなかった、昭和天皇のことがよく分かりました。次は平成天皇の本が出ればいいなと思います!とても面白かったです。
・この本には、私があまり身近ではない昭和天皇の青春の日々が分かりやすくマンガ本になっていて、とても面白いです、ぜひ読んでみて下さい。
・6年生の授業で戦争のことを学んでいるからです。1945年ラジオで降伏を伝えた昭和天皇について知りたいからです。 -
どんどん先が読みたくなります。昭和32年生まれの私は、昭和天皇の若いころをイメージできない世代なので、どのエピソードも興味深い。
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1巻から5巻まで読了
「このマンガがすごい」のランキングに入っていたので読んでみました
特に皇室に興味があるわけではなかったけれど
昭和天皇の幼少期から天皇へとなる過程とその時代を生きた人物や歴史背景を知ることが出来て大変興味深かったです
人物や役職、皇室用語、政治用語が難しく読めなかったり馴染みがなく最初は読むのに少し抵抗があったけど
徐々に慣れてくるとストーリーに引き込まれます
生まれたその日から天皇へとなる道しか許されないない、
家族とも離れ、大人に囲まれ、友達もいない、そんな孤独な人生が切ない。
人を思う心や草木を愛でる所などに昭和天皇のお人柄の良さや聡明さが窺い知れます
続巻が出るのが楽しみです -
能條さんらしい、表情に引き込まれる感じ。
乃木さんが亡くなる間際に迪宮様が発した言葉が本当なら、卓越した洞察力と人間力を感じるなあ