人間交差点(ヒューマンスクランブル) (5) (小学館文庫 ひA 5)

  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091920157

作品紹介・あらすじ

愛と憎しみ、喜びと哀しみが織りなす無限の人間ドラマを描く珠玉の名作

▼第1話/熱い砂▼第2話/あだし野(前編)▼第3話/あだし野(後編)▼第4話/挽歌▼第5話/真昼の漂流▼第6話/冬の蝉▼第7話/聖橋▼第8話/初雪25時▼第9話/面影花▼第10話/蜃気楼(前編)▼第10話/蜃気楼(後編) ●あらすじ/町長選挙のまっただ中、候補者の大村はなりふり構わず票集めに奔走している。そのためには、体の調子が悪い叔父でさえも、外に駆り出すことを辞さない。彼をここまで追い立てるもの…それは、この町と叔父に対する復讐心だった(第1話)。▼サラリ-マン石原の役職は課長だ。だが、自分が支持してきた役員が派閥争いに敗れたため、そのとばっちりを受け、課が縮小されることになった。縮小のためには、課員を一人子会社に出向させなければならない。ひとりの男性課員が標的となるが、彼は一週間、家庭の事情で欠勤をする。だがその間、石原はずっと不審な男につけまわされる(第5話)。▼緑川道夫は売れっ子の俳優だ。次々と大量の仕事を引き受け、初めての出産を迎える妻が難産だと聞いても、病院へ行こうともしない。彼は仕事がなくなるかもしれないという恐怖感から、仕事の量を減らすことができないのだった。やっと重い腰を上げて妻のもとにやってきた緑川は、子供が産まれてすぐに死んだことを告げられる(第6話)。

感想・レビュー・書評

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  • 大人がいろんな事情で事件を起こすのは仕方ないにしても、そのことによって子どもが巻き込まれるのはいたたまれない気持ちになる。
     
    お気に入りは、人間の生きる価値を再確認できる「冬の蝉」、人生お金だけがすべてじゃないと再確認できる「蜃気楼」。

  • 網走などを舞台とした作品です。

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