YAWARA! (17) (小学館文庫 うB 27)

• 小学館 (1999年3月16日発売)

作品紹介・あらすじ

▼第1話／バルセロナへ!!▼第2話／オリンピック開幕!!▼第3話／世界の厚い壁▼第4話／藤堂のオリンピック▼第5話／見守ってくれる人▼第6話／相手が誰だって!!▼第7話／悔いのないように!!▼第8話／一等賞になれない▼第9話／目指せ!!銅メダル ▼第10話／お母さんがんばる!!▼第11話／富士子、最後の一戦▼第12話／一本決めんかい!!▼第13話／一等賞じゃないけど▼第14話／風祭、人生最大の決心▼第15話／勇気を出して▼第16話／そんなこと言われても▼第17話／金メダルの期待▼第18話／新たなライバル●登場人物／猪熊柔（柔道の天才的な才能を持つ女の子。鶴亀トラベルのOL）、松田耕作（柔を追い続ける日刊エヴリー記者。柔に想いを寄せている）、猪熊滋悟郎（柔の祖父。過去に柔道全日本選手権を5連覇した強者）、本阿弥さやか（柔のライバル。本阿弥グループの令嬢）、風祭進之介（元さやかのコーチ。柔に想いを寄せている）●あらすじ／バルセロナオリンピックを目前に控え、意気上がる柔たち日本代表選手団。松田の所属する日刊エヴリ―スポーツ新聞からは、宿舎の都合により、松田と鴨田の二人が現地に派遣されることになった。松田は大喜びするが、加賀は不満を爆発させ、泣き出してしまう。そこに、柔道無差別級開催決定のニュースが入る。ソウル五輪同様、柔と世界の強豪達との激突が実現されるのだ！ ますます盛り上がる松田たちだが……（第1話）▼この巻の特徴／ついにバルセロナオリンピックが開幕し、柔は世界中のライバルたちと再会する。一方、松田と柔を接近させまいと単身バルセロナにのりこんだ加賀は、誘拐され、軟禁されてしまう。●その他の登場人物／猪熊虎滋郎（柔の父。さやかを鍛えた後、フランスに残留）、加賀邦子（日刊エヴリーのカメラウーマン。松田に一方的に好意を持っている）

感想・レビュー・書評

[ししぼんさんの感想 · 2011年1月27日]

風祭さんはさやか嬢とお幸せにって感じ。それにしても邦ちゃんってキャラの描かれ方は当て馬キャラとはいえ、なんか酷いよなぁと思いつつも、物語も煮詰まってきていよいよバルセロナ、富士子さんのこれまでの快進撃が一番楽しかったかも。

[yukimiさんの感想 · 2009年10月24日]

【M】

[ピヨピヨさんの感想 · 2008年5月1日]

登場人物の絶妙な関係と個性の際立ちかたが、『YAWARA!』の物語を鬼の名作に仕上げているなあと、改めて読み返すにつれ思うわけです（全巻一気に読んだら読み応えあった…）。絵も綺麗☆

松田さんの熱さ…。さやかの傲慢さ…。柔ちゃんと富士子さんの友情…（その横で展開する松田さんと花園くんの励まし合いもさりげに良い…）。あの名作『柔道部物語』の対極にありすぎる、お洒落な柔道物語と言えましょう。総じて、僕の最も好きな漫画の中の1冊です。