美味しんぼ〔小学館文庫〕 (8) (小学館文庫 はE 8)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091925084

作品紹介・あらすじ

▼第1話/真夏の氷▼第2話/魚の醍醐味(前編)(後編)▼第3話/香港味勝負( 前編)(中編)(後編)▼第4話/お菓子と夢▼第5話/トンカツ慕情▼第6話/フ ォン・ド・ヴォー(前編)(後編)▼第7話/暑中の味▼第8話/老舗の身上▼第9 話/黄金の意味▼第10話/玄米VS白米(前編)(後編)
●主な登場 人物/山岡士郎(東西新聞文化部員。膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画 「究極のメニュー」の作成を担当)、栗田ゆう子(東西新聞文化部員。山岡と共に「 究極のメニュー」を担当する)、海原雄山(名だたる陶芸家、画家であり、「美食倶 楽部」を主催する食の探究者でもある。山岡の実父だが、激しく対立する)
●あらすじ/夏。文化部のメンバーは、みんなで海へ出掛けた。富井副部 長はカキ氷の大食いに挑戦し腹をこわして、会社を休んでしまう。反省する富井を励 ますため、山岡たちは彼を“水割りのうまいバー”に招待した。ところがマスターは “いい水”の入手が困難になってしまったため、店を閉めることを決意していた…( 第1話)。
●本巻の特徴/『美味しんぼ』初の海外編となるのが「 香港味勝負」。市場に並ぶ珍しい食材の数々、贅を尽くした中国料理の技法など、豊 富な取材をいかしたドラマを、前・中・後編の3本立てで描く。「トンカツ慕情」は 、貧しかった若者が出世し、若い頃世話になったトンカツ作りの老名人に、店をプレ ゼントする感動編。また「玄米VS白米」では、形だけの有機農法で作られた作物の危 険性を山岡が教える。この他、フグの白子、ケーキ、おかゆ、せんべい、キャビアな どをテーマにした全10話を収録。食べ物や料理の知識が得られると同時に、それにま つわるハートウォーミングな人間ドラマも楽しめ、また現代の日本で散見される「食 文化」の問題点にも鋭く迫る、文庫版第8集。初出は1987年。
●そ の他の登場人物/大原大蔵(東西新聞社社主)、谷村秀夫(東西新聞社文化部部長) 、富井富雄(東西新聞社文化部部副部長)

感想・レビュー・書評

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  • 「トンカツ慕情」が名品。
    店のオヤジの「とんかつをいつでも食えるくらいになりなよ、それが偉すぎもしないし貧乏すぎもしない、ちょうどいいってことなんだ」の言葉が印象に残ります。

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著者プロフィール

本名、戸塚哲也。1941年、中国・北京生まれ。東京大学教養学部基礎科学科で量子力学を専攻。卒業後、電通入社。3年9カ月で退社後、劇画原作者として活躍。1983年より『美味しんぼ』(画、花咲アキラ)連載開始(第32回小学館漫画賞受賞)。1988年より「教育難民」として、オーストラリア・シドニー在住。
原作担当漫画に『まさかの福沢諭吉』『マンガ日本人と天皇』(画、シュガー佐藤)、『男組』(画、池上遼一)、『野望の王国』(画、由起賢二)ほか多数。著書に『美味しんぼの食卓』(角川書店)、『雁屋哲の美味しんぼ列島』(日本放送出版協会)、『日本人の誇り』(飛鳥新社)、『美味しんぼ塾』『同 II』(小学館)、『美味しんぼ食談』(岸朝子と共著)、『シドニー子育て記』、『頭痛、肩コリ、心のコリに美味しんぼ』、『美味しんぼ「鼻血問題」に答える』(遊幻舎)など。

「2017年 『さようなら!福沢諭吉 Part2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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