みきおとミキオ〔小学館コロコロ文庫〕 (小学館コロコロ文庫 ふ 1-91)
- 小学館 (2006年9月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091941411
作品紹介・あらすじ
今の世界のみきおと100年後の世界のミキオがタイムトンネルを使っていれかわり。タイムトラベルギャグの不朽の名作!
感想・レビュー・書評
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百年後のミキオと百年前のみきおと毎日、入れ替わっての連載漫画が一冊で完結してます。
未来の世界は便利さが凄いですが代わりに、人間の頭脳、しかもかけ算もコンピューターで行うので出来なくなってるし、利便さが行き過ぎて、運動能力も落ちてるので便利さと引き換えに、失ってるものがあるということかと思います。
ドラえもん連載中なのもあり、途中、ドラえもんのようなのも出てきますがクロスオーバー作品では無いですが、このみきおとミキオで伝わってくることも出てくる良い作品です。
現物の方が百年後、つまり未来では価値がつくのは確かに僕も昔、売ろうとしたものが引き取れないぐらい価値がつかなかったものが今ではかなりの価値がついて驚いたのですが確かにそのものは、ダウンロード専売なら安い物でした。そういったことも伝わる作品かと思いました。
あまり知られてないが、オススメしたい作品です。
生き物の大切さと未来のが本当に良いのか?とか向き合える作品だと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
瓜二つのみきおとミキオが時空の穴を通じて入れ替わる短編集。
普通未来から来たミキオが現代でドタバタするところがそうならないのが面白い。 -
「自分に似た他人」はF作品にはよく用いられるが、それが未来の自分の子孫というのが面白い。
丹念に描かれるのは、主人公「みきお」の未来世界での驚きであり、現代人としての感性である。未来人「ミキオ」はもう一人の自分として登場はするが、その存在感は驚くほど薄い。その不思議な二重感に惹かれる。 -
2074年に野生の昆虫が見られなくなったり紙で計算ができなくなるとしたら、2011年の今何ができるんだろう。
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ものすごいことしてるのに、欲望の使い方が子供らしくて素敵☆
F先生のこういう感じ癒されるな~☆
しかし!大事なエピソードを結構カットしてるので途中で犬?がふつーにしゃべったりしててびびるww -
懐かしくて最近購入。こんな話だったのか・・・。
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けっこうしっかりした時間SFネタを織り込んだ日常生活SF。実にいい藤子・F・不二雄。
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未来への夢と、パラレルワールド。
藤子先生の理想が溢れているようで、でもどこか抜けている。
もしかしたら、世界の何処かが未来に繋がっているかもしれない…