ダレン・シャン 12 (小学館ファンタジー文庫)

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感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092301122

作品紹介・あらすじ

シリーズ最終巻。運命の対決を迎える主人公ダレンと、昔の親友スティーブ。ダレンは運命を受け入れて闇の帝王となるのか、またはバンパイアとして滅びていく運命を選ぶのか。驚きの結末にシリーズは終わる。

感想・レビュー・書評

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  • ダレンシャン最終巻。
    ついにバンパニーズ大王との勝負に決着が!
    そしてついに明かされた傷ある者の戦の真実...
    運命を変えるためにとったダレンシャンの行動とは!

    ついについにダレンシャン完結!!!
    長編ものの小説は初めてだったから読み終えれるか不安だったけど、読み出したら止まらない止まらない!
    最後のオチとしてはこれしかないって感じだけど、残りのみんなの近況はきになるところ。

    ほんとに児童向けの本とは思えないぐらい深い暗いテーマで決してハッピーエンドとは言えない結末...
    でもダレンシャンの冒険を一緒に読み解くことによりたくさんの事を感じることが出来たと思う。
    大事な人を次々と失い我を忘れかけた時に思い出した恩師の言葉
    「人を傷つけることを好んではいけない、憎しみに人生をゆだねてはいけない。」
    この言葉に忠実だったからこそ、ダレンシャンはギリギリで思いとどまることが出来たんだろうなぁ。

    たくさんのことを教えてくれたダレンシャン。
    ダレンのように決して悔いのない人生を送れるようにがんばろう。

    死してなお、勝利の栄冠に輝かんことを!

  • ダレンシャン、全12巻読み終わりました。

    幼い頃、ハリーポッターが大好きで小学生の頃は専らハリーポッターばかり読んでいました。

    そのことをふと友だちに話すと、ハリーポッター好きなら絶対これも好きだから読んでみて!とダレンシャンを貸してもらいました。

    1巻を読んで私はすぐにダレンやクレプスリーの虜になりました。
    私自身毎日勉強や実習があるなかで思うように読書ができない時もありましたが、早く続きが読みたい!!となりました。

    本当に序盤からハラハラドキドキが止まらなくて、まるで自分もバンパイア(リトルピープルかも…?)としてダレンの側にいるような感覚で読み進められました。
    特に力量の試練の時とかは本当にハラハラしてました笑

    段々と後半になるにつれて、傷のある者の戦が始まると好きだったキャラが亡くなる場面も増えてきて、その度に悲しくなりました。
    途中、ダレンが怒りに支配されそうになった場面はもし自分だったら怒りを抑えられるのかな…とか色々考えました。

    全て読み終えたときになんだかとても不思議な温かいような、悲しいような、そんな感覚に包まれました。ただ、彼の物語をもっと読んでいたかったなと感じました。

    本当に読んでよかったと思います。これは何歳でも楽しめる作品なんじゃないかと思いました!!
    この短い人生の中で本を通じてダレンを知れてよかった!!!

  • バンパイア元帥であるダレンとバンパニーズ大王のスティーブが戦い、ダレンが勝ってハッピーエンド。
    前巻を読むまではそう予想していたのだけど、どちらが勝っても勝者が闇の帝王となって世界が滅ぶというのなら、物語の落としどころはどこにあるのか。

    ふんふん、なるほど、そう来たか。
    という決着をつけたあとも、まだ本の半分をちょっと過ぎたくらい。

    ダレンの行動がエバンナの心を動かし、エバンナの決意が人類の未来に希望を灯す。

    善意だけではない、人の心のダークな部分や弱いところもしっかり書かれ、判断ミスには大いなるツケを払わされ、辛い部分の多かった物語だったけど、最後は明るい気持ちで本を閉じることができる。
    それと、自分のできることには全力を尽くすとして、出来ない事は他人を信じて託すことの大切さ、つまり仲間を信じることなども書かれていて、ようやくこれが児童文学であることに思い至りました。

    辛いし大変だし必ずしも報われるとは限らないのに、不幸ではない。
    これは、未来を担う若い人たちへの、大切なメッセージなのだと思いました。

  • 正に運命に弄ばれるひとびと…。

    でもダレンシャンは無理矢理にでもそれに抗い、僅かな可能性に賭け、出来ることをする。

    それにエバンナやミスタートールも影響されていく。

    タイニーほんま嫌い。スティーブより嫌い。
    バンチャ元帥とハーキャット推しなので、そこらへん詳しく…と思うところもあり、結局パラレルワールド的結末にズルさは感じるものの、ここしか着地点はないのかも。

  • やっとシリーズ読み終わりました…長かった〜
    自分的には面白かったです。結末も良かった。残念なのはクレプスリーくらいですかね。読み終わったら本は捨てようと思ってましたが、とっておく事にしました。またいつか読みます。

  • ダレンシャンシリーズにハマったことが、本を読むきっかけとなり今の自分があります。
    作者の先生や、訳者の先生、この本と出会うきっかけとなった我が家のサンタに感謝しています。

  • 1巻から読み始めると先が気になって12巻まで一気に読んでしまった。わりと最後まで残酷だった。しかも最終巻は辻褄合わせなのか意味がよくわからなかった。11巻までは残酷なのを除けばよく出来た話だっただけに最後がなんだかすっきりしない。外伝が出てるようなのでそれに期待しようかな。

  • 正直、このオチかあ…という感じ。
    ハーキャット=カーダのあたりでその香りはしていたけど、やっぱりか、という。

    スティーブとの最終対決も、予言があったとはいえ、バンパイアたちの加勢がなかったのもよくわかんないし、真のラスボス、ミスタータイニーとエバンナの行動原理もよくわからない。なんで?

    とはいえ最後まで楽しく読みました。オチは不服。

  • 一応作品にその手の描写(ぼかしてる)のが入るので
    進める年代としては中・高校生向けだろうね。

    ただしいえることは提示された運命は
    確かに回避はできないものかもしれないけど
    そこに新たな枝を伸ばせる可能性はあるということ。

    かなり酷な行動であったけれども
    ダレンは当初なるはずだった運命を
    予期しない形で突破したのよ。

    だからこそ運命を見られるエバンナを
    奮起させることができて
    その不備をしっかりついたうえで
    あの時代へと戻したの。

    これだけは覚えておいてほしい。
    昨今のSNSのふるまい。
    あるものに参加しているやつら
    スティーブのようになりたければ続けなさいな。

    必ずどこかの形で
    反動は来るからね。

  • では。感想。
    11と比べ12は低いけど、前半分は結構楽しめた。
    終わりに行くにつれて冗長になっている。また、もう少しエンディングを練って欲しかった。
    1巻で思い描いたのと同じ結末が待っていた。

    以下

    メモ
    いちいち全部振り返らなくていいのに……と毎回のことなんだが今さら書いた笑 これは筋には関係なし。
    最終話だ。ついに。
    そういや、最後の初めに言っとけば、細かい伏線の雑さには、目を瞑らなければ読めないよ
    どうなる。
    あーそういや、1巻から思っていたんだが、ダレンがあまりにも、幼稚すぎるのが、目に付いた。まあストーリーの上で仕方ないと言えばそうなんだけど。12歳くらいの子供のときだったらダレンに共感できたのかな?
    まあそうね、ここまで書いたから書くけど、当時、18年前になるか、最もエキサイティングだったとこは、クレプスリーの「死してなお〜」のくだりだったな(厨2感。笑)。
    いまは全然ちがう。読み方が本当に変わったな。
    分析するのはめんどいので、11巻がいっちゃん好かったってことだけ。
    やーまだ12巻読んでないんですが

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