12歳。~そして、みらい~ (小学館ジュニア文庫 ま 1-4)

  • 小学館
3.00
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  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092307865

作品紹介・あらすじ

12歳のリアルな気持ちを描く好評第4弾!

ある日の6年2組の教室。黒板には、先生が書いた作文の課題『将来の夢』の文字。まっすぐに向きあうのはちょっと照れくさいっていうか、重いっていうか……・。だけど、適当には考えたくない。過去・現在・未来の間で、結衣、花日、まりんたちの心は揺れ動くのです。

大人でもない、子どもでもない--そんな微妙なお年ごろ、12歳の少女のピュアな悩みと初恋、そして成長を描いた大人気コミックを、オリジナルストーリーでノベライズした第4弾。

今作でも、カバーイラストと挿し絵は、原作者まいた菜穂先生のかきおろしです。

【編集担当からのおすすめ情報】
大好評、「12歳。」のノベライズ第4弾のテーマは「将来の夢・未来」。結衣・花日・まりん・桧山・高尾・心愛…そして、エイコーや委員長まで、それぞれがそれぞれらしく向きあいます。
原作の世界観、空気感そのままに、辻みゆき先生が今回もまた素敵な物語を紡いでくださいました。そうそう。原作者のまいた先生も、辻先生がお書きになる「12歳。」の大ファンで、毎回チェックを楽しみにしてくださっているんですよ。

感想・レビュー・書評

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  • 花火と高尾が主に出てくるお話!
    :辻 みゆき

  • いやもうなんやろう、

    エエな、12歳、楽しそうで!!


    今、見てると、
    「12歳なんか子どもやで?」
    って思っちゃうけど、いやいや、自分が12歳やったころを思い出してみるとやで~。

    めちゃくちゃ楽しかったわ!!


    私は早生まれなので、12歳いうたらほとんどが中学1年生で過ごしてたけど、そりゃあ必死に恋愛してたし勉強してたし友だちしてたわー。
    あのときはほんまに楽しかった・・・。


    今回はサブタイトル通り、「将来の夢」についてあれこれ語ってくれてました。
    一番衝撃的やったのは、委員長ちゃうかな・・・。
    何この子・・・。すごい、いい子やん・・・。

    これ、将来的にクール眼鏡男子とかになって、高校デビューできるんちゃうかな。
    案外可愛いおとなしい彼女とかできて、楽しい学校生活を送れそうやんか。
    エイコーも、絵としては適当に描かれてるけど、エイコーと委員長の関係とか腐的にはきゅんきゅんするな。

    (するな)


    あと、ちまたでも物議をかもしてるらしい(笑)高尾はほんまに12歳か説な(笑)!

    ちゃお本誌でも、高尾の声優さんがそんなようなコメントを載せてて笑っちゃったけど、高尾はできすぎやろう。
    できすぎてて腹黒ちゃうんかこの子と思ってしまう。
    ちゅうかすんごいSキャラなんやろうな。花日にだけはデレデレのS系な。うわ、もえるその設定!!
    花日至上主義のS高尾。もえすぎる。

    最後の「エア抱きしめ」すごいよね!?
    抱きしめてるくせに抱きしめてないねんで。さすが12歳。そのくせ高尾のあの殺し文句。

    「オレ、ずっと見てていい?」

    とか・・・っ!! とか、とか・・・っ!!!

    高尾、魔性の男すぎる。
    こんなふうに甘えた感じであれこれ花日に要求するわけやな!? すごっ!!

    (どうしてそっち系に妄想したがるのか) 40歳。だからです


    そして結衣ちゃんのお母さんが(結衣ちゃんが四年生のときに)他界してるとは・・・!

    何このまんが、重い設定を放り込みすぎやろ!?

    そうっかー、結衣ちゃんって、早く大人にならざるを得なかった子なのか・・・。
    そりゃあもう、まもってあげて、桧山!!
    ちゅうか、優等生キャラやけどどこかで気を抜きたいと心の底で思ってる結衣ちゃんが、可愛くてたまらんのか桧山!!

    オレの前では強がらなくていいから、蒼井
    とかいうやつか!!

    くーーーー!!!

    王道!!

    そんな王道モテ男子の桧山の実家が銭湯っていうのも含めて、王道!!


    そうっかー。単なる優等生結衣ちゃんとやんちゃ男子桧山のカレカノかと思ってたけど、ここも、深いで!?

    「12歳。」、いまどきのJS向けやと一蹴できひんのはこのキャラの深さやでー。
    男子はやさしいし、女子は一歩引くところは引くのに、芯がしっかりしてる。
    80年代の憧れカレカノが、ここに・・・(笑)。


    しかし、パイロット高尾とCA花日の妄想はちょっとおもしろかったよ。
    「出たところで待ってるね」
    って、学校の教室ちゃうんやから! その妄想の場所はパリなんやろ。パリ。

    でも、妄想してる花日は12歳なんやもんね。このくらいのあっさり妄想が、よりいっそう可愛いです。

    ほんまこのノベライズ、面白いわー。
    キュンの勉強、今回もさせてもらいました! 笑

    (2016.06.25)

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著者プロフィール

辻みゆき
新潟県生まれ、千葉県育ち。いて座のO型。著書に『あの日、そらですきをみつけた』(小学館ジュニア文庫)、『家族セッション』(講談社)、ノベライズ作品に「小説 ゆずのどうぶつカルテ」(講談社青い鳥文庫)シリーズがある。

「2023年 『鈴の音が聞こえる はじめての恋』 で使われていた紹介文から引用しています。」

辻みゆきの作品

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