鬼ばばの島

著者 :
  • 小学館
3.25
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本棚登録 : 65
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (93ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092893153

作品紹介・あらすじ

すべてをすてても、やさしさはすてられない

青海原の小さな島に、大きな鬼ばばが一人くらしていた。
「かまわんとならんもんが、おらんのはええ」と言いながらも、島に流れ着くあれやこれやをついつい拾って世話してしまう・・・・・・。
第1章 やっかいなもん、ひろうてしもた
第2章 とんでもないもん、ひろうてしもた
第3章 なさけないもん、ひろうてしもた
第4章 うっとうしいもん、ひろうてしもた
あるがままに生きるおそろしい鬼ばばの、愛情深い4つの物語。


【編集担当からのおすすめ情報】
小学生から大人のかたまで、広くお手にとっていただきたい、心に響く物語です。

感想・レビュー・書評

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  • こういうおはばと付き合うにはどうしたらいいの?
    それよりも、自分が将来こういうおばばになったときはどうしたらいいのですかね。切ないわぁ~

  • 手に取る機会があって、図書館で借りた。

    大海原のどまん中、まめつぶほどの小島に、鬼ばばは一人でくらしていた。
    何もかも捨てながら一人生きてきたおばばのもとへ、流れ着くものは?

    子どもにすすめたくないと感じます。
    はじめから、お父を食ってしまった描写と絵が不穏。
    孤独のはなしで、大人が読めば、ああと思うところはありますが、個人的にはグロテスクな印象を受けました。

  • 「かまわんならんもんが、おらんのはええ。」と言いつつ、島を訪れた者に手をさしのべるばば。

    すこしせつないけれど、しずかに心にしみるおはなしだった。

  • 4年生、本の帯制作。

  • 想像と全く違うお話だった!
    おばばと村人の温かい交流とか、一人楽しく暮らす様子とか…そんなお話を想像してたんだけど。。内容は結構グロテスク(^^;
    本の厚さ、文字の大きさは子ども向けなんだけど…内容は大人向けなのかなぁ?それとも、子どもの感性なら、また違う感じ方でおもしろいのかなぁ?
    私は好きだけどね!

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著者プロフィール

今井恭子:広島県生まれ。日本文藝家協会会員。日本児童文学者協会会員。児童文学作家。作品に、『歩きだす夏』『ぼくのプールサイド』(学研)、『アンドロメダの犬』(毎日新聞社)、『前奏曲は荒れもよう』『切り株ものがたり』(福音館書店)、『丸天井の下のワーオ!』『こんぴら狗』(くもん出版)、『ぼくのわがまま宣言!』(PHP研究所)、『ギフト、ぼくの場合』(小学館)など多数。『こんぴら狗』では、第58回日本児童文学者協会賞、第65回産経児童出版文化賞産経新聞社賞、第67回小学館児童出版文化賞を受賞。東京都在住。

「2023年 『キダマッチ先生!7』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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