- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784092905443
作品紹介・あらすじ
主人公のジェベルは、やせっぽちの少年だ。彼の住む町では、死刑執行人がとても名誉ある地位にある。ジェベルは父のあとを継いで死刑執行人になるため、奴隷のテル・ヒサニと試練の旅に出かける…。勇気とは、愛とは、友情とはなにか!?作家ダレン会心作。
感想・レビュー・書評
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初めて、ダレン・シャンの作品を読みました。これは上巻。
話の骨格は、少年の冒険と心の成長を描いた作品でよくあるパターンかも知れませんが、話の設定は面白い。
ある南国の少年が父の死刑執行人の跡を継ぐために、無敵の力を得るべく、旅に出ます。そしてその目的を達成するためには、一人の奴隷を連れ、生贄に差し出すこと。
死刑執行人が憧れの職業であり、法を犯せばみんな首を切るという奇想天外な設定にしびれた。
そして、主人公のひねくれた無知と横暴な性格。
すべては教育とコンプレックスのせいなのだが、話の序盤ではここまで卑しいかと思うくらいに主人公は嫌な性格だ。
本当に子供向け小説なのかと思うほど生々しい表現。
うーん十分大人も読んでも面白いかも。 -
内容説明より
日英同時発売のダレン・シャン新作
世界的人気作家ダレン・シャンの新作単行本です。
主人公の少年ジェベルの国は死刑執行人がとても名誉ある地位だ。その三男のジェベルは兄ふたりに比べると、小さくてやせっぽちで、父の地位は継げないであろうと言われています。でも、ジェベルは強さに憧れ、死刑執行人になるための試練の旅に出かけます。奴隷のテル・ヒサニと冒険の旅を続けるうち、ジェベルは「人間とは何か」と考えるようになります。
ダレン・シャン氏のハラハラドキドキ小説世界に、読者はいつの間にか引きづりこまれ、主人公と一緒に試練の旅を始めてしまいます。
どんなに救いのない世界にいても、希望は花開く・・・と、作家は伝えています。
読んでてとってもいろいろ考えちゃう本。
児童書だけど、ぜひ大人の人にも読んでもらいたい本。 -
こんな題名ですが、最後は『よくやった!』と言いたくなります!
とても考えさせられます…
勇敢な主人公に感動しました -
死刑制度反対!の声が聞こえてきそうな本でした。
一見ファンタジー的なストーリーですが、各登場人物や国には実際にモデルがあるんでしょうね・・
ドキュメンタリーを上手くファンタジーにした感じです。
自分の価値観を考えさせられる本です。 -
市営図書館の児童書にあった
タイトルに興味がわいたので読んでみることに
読み進めていくごとに、残虐で欲深く、泥臭い人間の物語にはまっていく -
死刑執行人である父親の引退宣言で、名誉ある後継者候補として兄二人の名前はでたのに自分だけが呼ばれず、屈辱を感じたジュエル。
火の神サッパ・エイドから無敵の力を授かるためにツバイガート山への試練の旅に出ることをきめた。旅には道づれとしてだれかをつれていき、最後にその人間を自らの手で殺し、生贄としなければならない。妻子を奴隷から解放するため、奴隷のテル・ヒサニが同行することになった。
目的地にたどり着けば殺すことになる男とともに旅をする。
しかし途中で自分が奴隷として売り飛ばされたり、悲惨な目にあい、さまざまな人々と出会うことにより、考えがかわっていくジュエル。
さすがダレンシャンなので、表現方法が残虐できついものもありますが、最後までひきつけられますね。 -
死刑執行人を目指す少年が主人公なのですが、なんというか発想が豊かですよね!
主人公の考え方は好きではないけど、別に主人公のせいではないしなあ……
旅の中で主人公の考え方に変化がうまれるのかどうかが楽しみです。今のところその気配はさっぱりありませんが(笑 -
心臓の弱い方
あまりオススメしません・・・・・
その町では盗み・殺し等の罪を犯した人は
そく死刑決定だ。
一日に5・6人んが処刑される。
そう。ここはアイネの町。
この町でわ死刑執行人の地位はだんとつ高く、
その執行人の子供に生まれた三男のジェベルは
やせっぽち。
兄二人はたくましく父の望む形となった。
ある日、父は死刑執行人の座を一年後のこの日降りる。
と宣言した。
その時に、自分の息子だれかがなるだろう。
と予想した。
しかし、その父が告げた名前にジェベルの名前はなかった。
父は悪気があったわけではない。
ただたんに忘れていたのだ。
やせっぽちのジェベルがなるなんて想像もつかない。
だから忘れていたのだ。
ジェベルは父の考えがひしひしと伝わり
自分の名前が悪気があって入っていなかったわけではないことに
さらにきづつく。
もう、これから一生このままでは屈辱的な思いでしかいきていけない。
そうおもったジイェベルはいちかばちかのかけにでる・・・・・・