ベストマン (児童単行本)

  • 小学館
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092906235

作品紹介・あらすじ

痛快!学園ドラマ。ぼくの理想をさがせ!

主人公の少年、ぼくが、小学一年生のときに初めて結婚式に出たときから、小学六年生のとき、別の結婚式に出席したときまでの2つの結婚式の間の物語。
それは、はちゃめちゃな小学校生活。

始まりは、ひらひらがついたブラウスにパツパツの半ズボンをはいて出席した結婚式の大事件。
クラスメートにナイフでおどされたり、ヘリコプターで教育実習生がやってきたり、大好きな人がゲイだってカミングアウトしたり……。
とんでもなくユニークなできごとが盛りだくさん。

そんな中で、ぼくは考えた。ぼくにとって理想の男(ベストマン)ってどんな男だろうって。

【編集担当からのおすすめ情報】
アメリカの巨匠リチャード・ペックの遺作となった作品。
痛快で、ちょっとしんみりさせられる読みごたえのある物語。

感想・レビュー・書評

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  • リチャード・ペック84歳の遺作。 
    6歳から12歳の小学生時代、その成長と変化のなんと目覚ましいこと。
    主人公アーチャーの日々に抱腹絶倒、そしてホロリとさせられ、最後は幸せと元気をもらえる。
    アーチャーのベストマン(理想の男性)は、じいちゃんとお父さんとおじさんとマクロードさん(教育実習生)だという。最も身近にベストマンと思える人がいるとは、なんと幸せなことでしょう。
    アメリカ車の説明は挿し絵入りで詳しく、好きな人には堪らないだろう。

  • アーチャーの小学1年から6年までの、いろんな出来事。
    結婚式での大事件でアーチャーを助けてくれた友だち。
    学校では助けないで、って言ったのにまた助けてくれた。
    周りの大人たち…警備員、教育実習生、両親、祖父母、叔父さん、それぞれが温かくかかわってくれる。
    そして、お父さんがおじいちゃんを思う気持ちが、その行動を通して伝わってくるから、言葉にしなくてもその気持ちはアーチャーに伝わるんだね、「愛」ですね。

    アメリカならではのユニークな出来事が盛りだくさんで、読んでてとっても楽しかった。
    まさに多様性。
    その中に大切なことがちりばめられていた。

  • ぼくは小学1年生のときに結婚式でひどい目にあった。そして6年生のおわりにすばらしい結婚式を体験した。これはふたつの結婚式の間のはなし。ぼんやりしていて、はっきり言われなきゃ気づかない質のぼく、アーチャー。高校生並みの語彙力があって女子の中ではちょっと浮いた存在のリネット。で、かっこいい男のじいちゃん、とうさん、おじさん。そこへ、軍用ヘリでやってきた教育実習生のマクロードさんも加わって、次から次へと事件が勃発。
    リチャード・ペックの真骨頂、すべての登場人物が個性的で生き生きしていて、なにより自分自身に正直で。これが遺作となったのは、本当に残念です。

  • リチャード・ペックの遺作とのこと。小1~小6までの6年間のハチャメチャな出来事。ベストマンになれるかな。

  •  ちょっぴりぼんやりしている少年アーチャーの周りで起きる、はちゃめちゃな出来事のオンパレード。過激な同級生に、賢い女友達、そしてカッコいい教育実習の先生(実はゲイ)。
     そして、アーチャーはおじさんの恋のキューピットに⁉

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