源氏物語: 桐壷・帚木・空蝉・夕顔 (第1巻) (古典セレクション)

  • 小学館
4.17
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本棚登録 : 35
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093620819

作品紹介・あらすじ

最新・最高の注釈書「新編日本古典文学全集」が待望のハンディ版に!

誰でも一度は読んでみたい、日本古典文学の最高傑作『源氏物語』。現代語訳も、谷崎潤一郎から瀬戸内寂聴まで様々に試みられてきました。しかし、やはり古典の鑑賞は、原文を味わうのにまさるものはないでしょう。いま現在、最もすぐれたテキストと定評の高い、新編日本古典文学全集『源氏物語』も、3月で全6冊が完結し、研究者・学生に限らず、一般の方々にまでご愛読いただいています。ただ、読者の方々の反応をうかがってみると、その内容の充実にはご満足いただいているものの、携帯性、価格に関してご不満もよせられました。そこで、内容はそのままに、あらたに16分冊に編集しなおし、1冊あたり1680円(税込)という、お求めやすい価格にしました。第1回配本は第1巻(桐壺・帚木・空蝉・夕顔)、第2巻(若紫・末摘花・紅葉賀・花宴)の2冊同時発売。以下、毎月中旬、二冊ずつ刊行していき、10月に全16冊がそろう予定です。学校で古典を勉強している方、カルチャースクールで『源氏』を読んでいる方、この名作を一度は全巻読んでみたいと思っている方に最適です。原文・注・現代語訳が同一ページにおさまっていて、はじめて読む方でも、充分に内容が楽しめるでしょう。

感想・レビュー・書評

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  • 原文と現代語訳が対訳で、ほぼ見開きに配置されていて見やすく、現代語対訳の文章も読みやすい。谷崎潤一郎訳も合わせて読んだのだが、主語等が補完されていることから、初めて読むにはこちらの現代語訳の方が誰が読んでも内容がパッとわかると思う。何より注釈が非常に詳しく、古典に疎い私でも原文も合わせて読み進められそうと思えた。

  • 『源氏物語 古典セレクション』(全16巻)は、同じ小学館から出ている「新編日本古典文学全集」の第20巻から25巻に収録されている『源氏物語』(全6巻)の普及版として出版された。ハードカバーで6分冊の「新編日本古典文学全集」版を、ソフトカバーと16分冊にすることで軽量化し、原文の美しい調べと深い味わいを伝える待望のハンディ版の全集というのがセールスポイント。

    本家「新編日本古典文学全集」の『源氏物語』は三段組みのページレイアウトで、上から注釈、原文(古文)、現代語訳の順に配置しているが、こちらの『源氏物語 古典セレクション』は右ページ側に原文と注釈、左ページ側に現代語訳というレイアウト。第1巻には桐壺、帚木、空蝉、夕顔の各帖が収められている。

    ただ、いざ購入するとなると、迷ってしまうことも。『源氏物語 古典セレクション』はハンディ版とはいっても全16巻という分量だと、本棚に並べた場合に「新編日本古典文学全集」の『源氏物語』よりも場所を取る。また、もう一つ価格面でも悩まされる。『源氏物語 古典セレクション』(全16巻)をそろえると計26,880円、「新編日本古典文学全集」の『源氏物語』(全6巻)だと計27,900円。

    自宅とか研究室で読むか?
    あるいは気楽に持ち歩いて読むか?
    読む場面から考えれば、どちらかをチョイスできるだろうけど、価格面で比較すれば迷ってしまう。持ち歩き派ではない私は、仕事場用に「新編日本古典文学全集」のほうを選び、自宅で読む必要がある場合は『源氏物語 古典セレクション』を図書館で借り出している。

    追記:同じ執筆陣による『源氏物語』では、セレクトシリーズ(部分収録)本ではあるが「日本の古典をよむ」の第9巻『源氏物語(上)』と第10巻『源氏物語(上)』も出ている。入門書としてなら、「日本の古典をよむ」シリーズのほうが良い。

  • ハンディ版の新編日本古典文学全集

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