源氏物語: 東屋・浮舟 (第15巻) (古典セレクション)

著者 : 阿部秋生 秋山虔 今井源衛 鈴木日出男 阿部秋生 秋山虔 今井源衛 鈴木日出男

• 小学館 (1998年10月19日発売)

作品紹介・あらすじ

最新・最高の注釈書「新編日本古典文学全集」が待望のハンチ版に！

亡き大君の身代わりとして、薫は、しだいに浮舟への愛情を深めていく。ところが、宇治へしのんだ匂宮は、薫をよそおって浮舟と一夜契ってしまう。思いがけない運命に翻弄される浮舟。それを知った薫は、浮舟を宇治から京へ、よびよせようとする。深い霧のたちこめる宇治の地で、薫・匂宮・浮舟、三人の思いが、はげしくぶつかりあう…。 そして、進退きわまった浮舟は、ついに入水を決意するが…。 第15巻には、東屋・浮舟の2巻を収録。第16巻には、蜻蛉・手習・夢浮橋の3巻を収録。長大な物語も、ついにクライマックスを迎える。原文・注・現代語訳が同一見開きにおさまり、誰でも無理なく、原文の美しいしらべを味わえます。現在最高の注釈書と定評のある「新編日本古典文学全集」版の『源氏物語』全6巻を、内容はそのままに、携帯にも便利なハンディ版全16冊に再編集したものです。学校やカルチャーで『源氏物語』を読んでいる方にはテキストとして最適です。また、これから『源氏』を読んでみたいという方にも、全16冊が完結したこの機会に、ぜひ挑戦してみてください。