美の旅人 フランスへ

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 99
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093791830

作品紹介・あらすじ

「1枚の絵画に出逢いたい――。この1点の力が私を旅に誘う」と、名画を指標に旅を続ける著者。芸術の都と称されるパリを中心にフランス全土の旅を続けながら、ラ・トゥール、ドラクロワ、シャルダン、ゴッホ、シャガール、ピカソ、そしてモネ等“印象派”の作品を独自の視点で読み解き、紹介していきます。150点に及ぶ有名作品を収録した440頁オールカラーの豪華決定版。用語解説も充実し、絵画に詳しい人だけでなく、絵画初心者でも十分に楽しめる1冊に仕上がりました。1998年~2001年の『週刊ポスト』連載当時から単行本化の要望が高かった作品で、'05年に刊行され各メディアで絶賛されたスペイン絵画紀行『美の旅人』の姉妹編です。

感想・レビュー・書評

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  • 伊集院静がフランスを旅しながら芸術家ゆかりの地を探索。ピカソ・ルノアール・ゴッホ・アングルなど幅広い時代に生きた画家たちの素顔に迫る。オールカラーで大画面で割かれた作品は内容も充実で満足。この目で確かめたくなる作品が多くなった。おすすめの500ページ超である。

  • 本当に濃いな…濃すぎて私は
    ずっと圧倒されっぱなしだったように思えます。

    最後に出てくるかの巨匠が
    一番印象的だったかも…
    あのスタイルの絵のイメージが強いですが
    そうでない時代もあったのですよ。

    しかもすでにそれをものにしていたから
    やっぱり天才なんだよな。

    そしてあの遍歴は孤独の裏返しなのね…

  • フランス美術の入門としてとても良い。

  • 図書館より。
    ようやく読了。長かった...。
    文章は読みやすいのだが、絵画を眺めながら読むから時間がかかった。
    しかも重たいし。でも、絵は大きい方が見やすい。
    文庫を集めて手元におくべきが否か非常に悩む。

  • お宝本。その2。
    スペイン編につづくフランス編。
    父の病でフランスもスペインも行けなかったけど、伊集院好きのわたくしはこれを見て堪能します。

  • この本を読む前に「スペイン編」を読み、面白いので続編?にあたるこの本を読んでみた。西洋の絵画を見るとき、予備知識として必要なものはキリスト教の最低限の知識だというのを思い知る。スペインはまだ見ぬ国、フランスとイギリスは1回だけ行ったことがある。スペインの画家である「ゴヤ」の作品は30年ほど前に京都近代美術館だったと思うが、見たことがある。この本を読むともっとじっくりと時間をかけて本物を見たいと思う。

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著者プロフィール

1950年山口県生まれ。’81年短編小説「皐月」でデビュー。’91年『乳房』で吉川英治文学新人賞、’92年『受け月』で直木賞、’94年『機関車先生』で柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で吉川英治文学賞、’14年『ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石』で司馬遼太郎賞をそれぞれ受賞する。’16年紫綬褒章を受章。著書に『三年坂』『白秋』『海峡』『春雷』『岬へ』『駅までの道をおしえて』『ぼくのボールが君に届けば』『いねむり先生』、『琥珀の夢 小説 鳥井信治郎』『いとまの雪 新説忠臣蔵・ひとりの家老の生涯』、エッセイ集『大人のカタチを語ろう』「大人の流儀」シリーズなどがある。

「2023年 『ミチクサ先生(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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