- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093798365
感想・レビュー・書評
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筆者は歴代の首相や要職者を対米追随か自主路線に分け評価するが、実際は皆さまざまなバランスを考えての判断だと思う。筆者自身も理解していると思うが、とても二元論で語れることではない。まあ中には本当に情けない対応しかできなかった閣僚も居るのだろうけど。
私の考えとしては、アメリカは90年代以降を境にその力の使い方としては抗しがたいレベルに変質してしまったのではないかと、読んでいて感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
証拠がなさすぎ
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【要約】
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【ノート】
・MediaMarkerで
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▼Evernote登録済み
▼2013/01/22 図書館
◎この著者の本、別のものも読んでみたい
◎P16自主路線→政治家・官僚もパージ岸は自主路線
◎P23岸の日記 1946.08.10 米ソ冷戦の予兆
◎P561960.06.17付 7社共同記事朝日新聞 論説主幹 笠信太郎(戦中にベルリンに滞在)
◎P93 米→小沢一郎もターゲット
◎P167イギリスの手法・植民地から撤退時→あとに領土問題、紛争の火種を残す→元植民地が団結して反英になるとこまるから -
野田さんって、言葉を発するたびに、薄っぺらになっていく印象があります。
それに比べて、この本で紹介されているアメリカに潰された政治家たちは、良し悪しは別として、骨太な印象があります。
今の日本に必要な政治家は、野田さんではなく、彼らのような人たちなのかもしれません。 -
岸信介のすごさを明快に記しているところがなんといっても出色。3年振りに読んで発見したのは今の安倍首相が岸のことをいかにわかっていないのかってこと。草葉の陰から、孫の不出来を嘆いていることだろう。
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H27/6/8
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この本では日本の総理をアメリカの言いなりの対米追随型と、アメリカから距離をおき真の独立を目指す独自路線型に分類し、独自路線をとった政治家はアメリカによって陥れられ潰されるのではないかと推測している。 昭和の切れ者政治家の岸信介や田中角栄など有能でカリスマの政治家も、アメリカの「虎の尾」である在日米軍の縮小と日中友好の制作をとろうとしたため政治生命を絶たれたというのである。 この本を読んで、もし著者の推測が本当だとしたらアメリカという国はとんでもない悪い国だと思うが、かといって中国と組むのもどうかと思う。