- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093861779
感想・レビュー・書評
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第2章は、男性作家恋愛短編集『I LOVE YOU』に
収められてる『突き抜けろ』に加筆修正されて書かれています。
物語全体に違和感なく溶け込むだけでなく、とても重要な章として
外せない役割を果たしています。そのへん、かなり巧い。
『I LOVE YOU』の中の『突き抜けろ』単独でも読んでもらいたいな。
浪人→大学の青春時代を謳歌する男子、大野君の物語。
かと思ってたら、それだけではありませんでした。
まさかこんなかたちで話が展開するとは思わなかったな。
ちょっと意表を突かれました。
ラストもそう締めるのか~ってね。
いやぁ、いい本ですよ、ホント。
初々しい恋愛、恋愛観、悩み。
ちょっと無茶で、だけどなぜか納得してしまう人生観。
いろいろと共感したり反発したりしながら楽しく読めました。
うーん、皆々様にもぜひぜひ読んでもらいたいです。
恋、したくなりますよ。
相手がいる人は、相手にさらに優しくなれますよ。
きっとね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本、だいすき。
去年読んだけれど、もう一度読んでみた。
おもいっきり恋愛小説。
でも、さわやかでいい。
最初、この本を手に取ったときは、
表紙とタイトルが気に入ってだったんだけど
読み始めたらおもしろかった。
恋人同士のやりとりとか、
それぞれの想いも微笑ましくていいのだけれど
彼氏(大野くん)のともだちの
坂本くんや木戸さんがキャラが濃すぎておもしろすぎる!
木戸さんは他の作品にも登場するので、
木戸さんを気に入った方は、ぜひ他の作品も一読を。
木戸さん、名言いっぱい吐きます。
あと、鍋が食べたくなる。 -
初めて異性とつきあうって最強だよね!
「絶対」がないってのも初めて知ることになるんだけど。
そんなコトを思い出させる1冊。
大野君、坂本君、先輩の木戸さん、そして彼女。
青春すぎてどんなラストになるのか不安に思っていたら
みんな最後まで良い人で心配無用だった。
整理し尽くされた登場人物と、誰の章なのか分からないまま始まるのも上手いなぁと思った。
ムダがなく読みやすいのに肝心のスタンプカードのエピソードがまったくピンと来ず…そこが残念! -
木戸さんさいこうです
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大学生の男女の初々しい恋愛小説です。あまりにもお互いに夢中になりすぎるから会う日や電話の時間を決めて前向きに距離をあけながらも大切に恋を育ててゆく微笑ましいカップルのお話です。最後の方に出てくるサカモッチーの告白シーンが良かったです。
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最初はつまんねーと思ったけど、
ちょっとじっくり読んだらよかった・・・・かもしれない
女の子の性格が嫌い -
びっくりするくらい印象に残らないサラーッとした恋愛小説でした。
文章も短かったですね。 -
なんかどっかで読んだ気がするな思いきや、やはり読んだ作品でしたね。前は短編だったものに、加筆したらしいです。内容は、加筆しないほうがよかったんじゃないんかなとも思う。女の性格が受け付けられないな。自分たちをカナリヤに譬えるとことか。
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主人公視点で描かれるのですが、主人公の思考、考えというものはそれほど詳細には記述されない淡々とした文体。
読み始めた当初は、それが物足らなくも感じました。しかし、読み進める内に、徐々にその文体にはまり始める。一見淡白に見える文体だからこそ、じわじわと伝わってくるものがある。何でもないことのあたたかさ、幸せ、というのを改めて考えさせられました。
(2007年7月読了) -
恋はスタンプカードのようなものだ、と私は思う。このカードはいつか、かけがえのない何かと交換できる。そんな日がきっとくる-。ロングセラー「100回泣くこと」の著者が描く最強の恋愛青春小説。
-紹介文より