- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093862486
感想・レビュー・書評
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長編の時代小説。
設定、物語が非常に魅力的。
キャラクターがしっかりと描かれると、
やはり読んでいて面白いし、
読みごたえもある。
著者は、シナリオライター出身みたいだ。
「のぼうの城」の著者もシナリオライターだったような。。。
作品の出来は、こちらの方がかなり上だと思う。
今後も良い作品を書いていって欲しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一時期話題になって、読んでみたかったのか よくわかりませんが、 図書館で随分前から予約をしていたらしいのですが ようやく順番が来ました。 読んでみましたが、それほどでもないかな・・・・ う~ん・・・
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あ、ちょうど一年前に出た本を読んでたんだ、感動。
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フィクション?ノンフィクション?
それは定かではありませんが、
南北朝の時代を舞台にした作品を今まで読んだことがなかったので、
なんとも新鮮に読むことができました。
粗暴な権力者とそれに対抗する農民。
泥臭い話っぽいけれど、爽快感がたまりませんでした。 -
読んでいると、頭の中に鮮明な映像が浮かんできた。作者はドラマの脚本家だったんだね。光信様が生き仏にならなかった結末が、結構良かった気がする。
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ホント面白い!キャラクターも細かいところの詰めも歴史的背景もいろいろ完璧。さすが長年リアルなNHKの脚本を書いてきただけある。
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南北朝時代、年貢の取り立てに喘ぐ因幡の山間の村に住む吾輔は、柿渋で塩の交易をすることに成功する。その後も繁栄を続ける村に、武士らが目を付け…。野武士の一団に、弩と呼ばれる弓で立ち向かった百姓たちの物語。
「7人の侍」のような物語だったけど、経済小説っぽさもあった。作者はテレビドラマの脚本家だそうで、なるほどそれで…とうなづける解りやすさが随所に感じられた。それは軽さと裏腹かもしれないが、普通に楽しめた。
(B) -
普段、歴史物時代ものは読まないので導入部はのみ込みが悪く苦労したけれど、面白さ盛り沢山で満足の一冊。荘園制度末期の農民の生活や時代背景を新鮮な思いで読む。因幡の国の山奥という舞台もおもしろい。主人公吾輔が商いに挑戦しようと訪ねる瀬戸内、因島の豊かさは対照的。この辺の話の広がりと人間のつながりがすごくいい。途中、弩がイメージできず「怒」がずっとのしかかってきて不安な気持ちで読んだ。「弩」が具体的にわかってきた第2部はまた違った面白さ。戦については感心するばかりであった。
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鎌倉時代のお話です。歴史に弱いので、時代背景がわからず、最初のうちはなかなか読み進めるのが大変でしたが、最後の戦の場面に至っては、なかなかの迫力とスピード感で、楽しく読み終えることが出来ました。それぞれの登場人物が「いい味」出してます。映像化を期待したい一冊です。
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エピローグからわくわくさせてくれます。いかにも、テレビドラマの脚本家の人が書いた本だなあと思いました。ドラマになったら見てみたい!光信様役は、堺雅人さんがいいなー。