- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093862936
作品紹介・あらすじ
この本は、見事な「変愛小説集」だ。といってもフィクションとエッセーの間を行ったり来たりする不思議な作品ぞろい。これを物語エッセーと名づけることにしよう。母と息子、母親と私、見栄っぱりの女友だち、離婚した美女、イタリアの女たらし、ニューヨークの日本人夫婦…自らの周りにいる愛すべき変人奇人たちを、独特の文体で活写した傑作33篇。イラストレーションも多数収録。
感想・レビュー・書評
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その後は?と
問いたくなるお話が多い
そこが面白い
物語のような
エッセイのような
(オビに「物語エッセイ」
と書いてあった)
妙興寺ブックオフにて購入 -
ドキッとしたり、クスッとしたり、じわーとしたり、でも一番、ぞわ~ときました!
そうはいかないわい。ね。って変に納得しながら読みました。
面白かった‼️ -
そうそう、昔の日本ってそういうえげつないとこあったよなあ。今もそうだけど口に出さないだけかな。
という、偏見、意地悪が散見されながらも、ほっとできる。
小気味いいショートストーリー。
図書館で借りたが、所有したい感じ。 -
いつも、すごい皮肉…
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佐野洋子さんの「そうはいかない」2010.12発行です。1989~1992年「IBM USERS」などの雑誌に掲載されてたエッセイの加筆・修正とのことです。ーーーお金を持ってる時はのり弁食べても余裕があったけど、なくなったら、のり弁食べるとみじめで涙が出てくる。木綿のパンツはくのも嫌。お金がないから見栄をはる。(たぶん佐野洋子さんの友達の話だと思いますw)---人間をはじめ、森羅万象に対する佐野洋子さんの観察眼に、今さらながら脱帽です!
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うんうん!
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佐野さんのこと好き。
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今までの何冊か(しずこさん、役に立たない日々、天使のとき・・・)より、すっきり読めた。激しさはほどほどだったが、その分、リアルに感じられる。
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かなりシュールな、オトナの女性の短編集。老い、みにくい恋愛、女同士のやりとり…など。
「クチビル」は思わず笑ってしまった。