虫娘

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 187
感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093863834

感想・レビュー・書評

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  • まぁ面白かった。
    1行の空白はあるものの、場面がコロコロ変わるのが分かりにくかった。
    「虫娘」という題名にしなくても、もうちょっと「ふわふわっ」としたものでも良かったような感じです。

  • H26.9.20読了

  • 手に取った時から好きだと思った。宇野亞喜良さんの毒ある装丁が美しかったから。
    読み始めてすぐにやっぱり好きだと思った。不快感溢れる、スロースタートなのに、どんどん物語に引き込まれて。ゆっくりゆっくり謎が溶かされて行く感じが。以下ネタバレ有り。

    醜い感情たちが入り乱れる。死んでしまった照が一番わたしに近いような、や、違う、憧れかも。照のように自由に、死んだように生きるのはやはり憧れる。他人にどう思われようが構わない精神は憧れる。けど、そこから始まったラストはなかなか感慨深い。もっと死んでしまったことを悔やむような生き方がしたかった、というオチが好き。とても綺麗にまとまっていて、憎悪とか、性とか、決して綺麗な物語ではないのに、美しいなと思うものが、この物語にはあった。

  • 宇野亞喜良さんのイラストに惹かれて読んだ。シェアハウスで女性が変死していたことから始まる話。変死の経緯について語られるまでダラダラ長過ぎていらない話も多いわりに、大事な所はあっさりしていて拍子抜けした。

  • 宇野亜喜良さんの装丁が素晴らしく良い!
    そして、「虫娘」という題名が気に入ったのですが、肝心のお話は、私にはよくわかりませんでした・・・( ̄ω ̄;)

  • 虫さんは、大の苦手です、、、

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    http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784093863834

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著者プロフィール

井上荒野
一九六一年東京生まれ。成蹊大学文学部卒。八九年「わたしのヌレエフ」で第一回フェミナ賞受賞。二〇〇四年『潤一』で第一一回島清恋愛文学賞、〇八年『切羽へ』で第一三九回直木賞、一一年『そこへ行くな』で第六回中央公論文芸賞、一六年『赤へ』で第二九回柴田錬三郎賞を受賞。その他の著書に『もう切るわ』『誰よりも美しい妻』『キャベツ炒めに捧ぐ』『結婚』『それを愛とまちがえるから』『悪い恋人』『ママがやった』『あちらにいる鬼』『よその島』など多数。

「2023年 『よその島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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