なにもないことが多すぎる

著者 :
  • 小学館
2.00
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093864381

作品紹介・あらすじ

死の前では、みんな童貞だ。

ビートが必要だ。ぼくたちを躍動させるいいビート。それに詩だ。くだらない詩は捨ててしまえ――。ボブ・ディランの遅れてきた熱狂的信者であるぼくは、バンド活動に励み、自己表現を模索するそこらへんにいる高校生だった。やがて、原因不明の若い男子ばかりが死に至る奇病が猛威を振るう。まだ人生を始めたばかりのぼくは、隔離された病室でこんな世界にしてしまった大人たちを呪詛する。でも、それだけではクールじゃない。ぼくはかつてのバンド仲間たちとある行動に出る。

【編集担当からのおすすめ情報】
カバー・イラストは、西加奈子さんになります。

感想・レビュー・書評

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  • 若い男子ばかりが死ぬ。そんな世界を、ぼくはボブ・ディランを信じて生きていく。それのいったい、どこが悪い? 隔離された病室で、こんな世界にした大人たちを呪詛していたぼくは、かつてのバンド仲間とある行動に出て…。

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著者プロフィール

昭和34年(1959年)愛媛県宇和島市に生まれる。愛媛県立宇和島東高等学校卒業。1977年九州大学農学部に入学。専攻は農業経済学。1981年同大学卒業、大学院に進む。1986年「気配」にて『文学界』新人賞受賞。1995年、『きみの知らないところで世界は動く』を刊行。はじめての単行本にあたる。2001年『世界の中心で、愛をさけぶ』を刊行。その後、ベストセラーとなる。近著に『世界の中心でAIをさけぶ』(新潮新書)、『世界が僕らを嫌っても』(河出書房新社)などがある。福岡市在住。

「2024年 『含羞の画家オチ・オサム—美術集団「九州派」の先駆者—』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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