蒼のファンファーレ

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 381
感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093864725

感想・レビュー・書評

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  • 廃業寸前の地方の競馬場で奮闘する、女性騎手の物語。

    なかなか食指の動かない分野でしたが、古内さんの作品ということで読んでみることに。専門用語もあり、はじめは戸惑いましたが、途中からは一気読み。馬ってすご!と、たちまち、その世界に魅了されました。折しもTVでは藤田騎手の姿が!この本を読まなければ、きっと通り過ぎた話題。
    新しい世界を広げていただいたことに感謝です。

  • 最初は男社会に挑戦する女の立ち位置、それでいて女のコを尊重する書き方ですきでなかったけど、誠の声がでたときと、カニ爺が蹄鉄をなおすとき、そしてその係員の対応に涙がこみあげてしまった。ほかの作品はどうなんだろ、ラノベっぽいのかなやはり。

  • 初めて読む作家さんで、馴染みのない女性ジョッキーが主人公の話でしたが、読みやすく最後まで楽しめました。

  • 涙を誘うお気に入りのストーリー
    特別な苦労も 知らず育った僕だからこそ
    逆境に立ち向かい 栄光をつかむ話に感動しました。

  • 用語解説が欲しかった。

  • 途中で恋愛がらみの展開になりかけた時は「あー、結局こうなっちゃうのかー」と本を閉じかけたものの、あくまでメインは馬と人の成長物語だったので一安心。前作で充分満足だったため、ちょっと蛇足だった気もしないでもないけれど、まあ、これはこれで。

  • 競馬の世界のお話。
    競馬の知識が全くないので、なるほど・・ふむふむ・・と楽しめました。
    女性であるということが武器でもありハンデでもありの世界のようですが騎手として馬と走る姿がとてもカッコイイと想像しながら読めました。

  • 前作に続いて読むのがとまらず3時間ほどで一気読み。
    本を読むのはもっぱら電車の中などのすき間時間なのだけれど、この本は読むためだけの時間をつくってひたすら読んだ。

    古内さんの本はどれも大好き。
    ストーリーは王道ともいえるかたちの着地点かもしれないけれど、あたたかみがあって、真剣に生きている感じがする。
    一時は信頼関係がなくなったところから、もう一度瑞穂と一緒に駆けるフィッシュアイズ。
    最後のレースはほんとうにかっこよかった。

  • 馬って繊細で魅力的な生き物なんだなと思った。
    ラストにかけて盛り上がりが加速して、予想通り泣かされた。

  • 読後感が爽やか。
    緑川厩舎メンバーのその後が気になるので、シリーズ化してまだまだ続けて欲しい。

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著者プロフィール

1966年、東京都生まれ。映画会社勤務を経て、中国語翻訳者に。『銀色のマーメイド』で第5回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、2011年にデビュー。17年、『フラダン』が第63回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選出、第6回JBBY賞(文学作品部門)受賞。他の著書に「マカン・マラン」シリーズ、「キネマトグラフィカ」シリーズ、『風の向こうへ駆け抜けろ』『蒼のファンファーレ』『鐘を鳴らす子供たち』『お誕生会クロニクル』『最高のアフタヌーンティーの作り方』『星影さやかに』などがある。

「2021年 『山亭ミアキス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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