小説X あなたをずっと、さがしてた

著者 :
  • 小学館
2.54
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本棚登録 : 130
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093864909

作品紹介・あらすじ

『小説X』タイトル募集で話題の本が刊行!

WEBで期間限定全文無料公開しタイトルを募集した『小説X』。総閲覧数14000人、タイトルには1261通もの応募が殺到。「最後の結末に身の毛もよだちました」「とにかく面白くてあっという間に読めた」「何度も読むと違う面白さが浮かび上がってくる」など、たくさんの感想が寄せられた話題のストーリー展開。『小説X』にタイトルがついていよいよ単行本刊行。
書き下ろし短編「四谷三丁目の幽霊」も収録。
(ストーリー)
奈子は、大学の通学路でいつもすれちがう男性がとても素敵で、ずっと気になっていた。話しかけることもできず日々は過ぎ、いつのまにか彼に逢えなくなってしまう。彼に再会する日を夢見る奈子。だが、親友の葵とともに彼をさがすも、いつもあと一歩のところですれちがってしまう。最後の1行に命を懸けた蘇部健一渾身の1作。

ネット騒然!ラストに驚愕!読み始めたら止まらない!戦慄の展開が待ち受ける恋愛ミステリーを是非ご堪能ください!!



【編集担当からのおすすめ情報】
ネットで話題になった『小説X』にタイトルがついていよいよ刊行!ここまでの評判を生むとは、読者の反響の大きさに感謝の日々。WEB読者14000人、応募タイトルは1261本に及び、タイトルを絞れないと嬉しい悲鳴。1時間で読めます。衝撃の結末です。絶対に後悔させません!是非是非お手に取ってご覧下さい。

感想・レビュー・書評

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  • ナニコレ珍百景 登録ならず!と言う印象でした(笑)
    ブクログのプレゼント公募に応じたら送付頂いたので急ぎ読みましたけど。
    星2.5と言ったところです。

  • ブクログさんの献本で初当選しました!
    普段は読まないジャンルや作者さんの本を読むことができるので、こういう機会に感謝!
    ありがとうございます♪

    蘇部健一さんは初読みです。どんな作風なのかも全く知りませんでした。
    「小説X あなたをずっと、さがしてた」というタイトルに魅かれて応募しました。
    なんとこのタイトル、WEBで期間限定全文無料公開しタイトルを募集したそうです。

    本を読み終えて、一番に思ったのはまさにこのタイトルがピッタリ!ということ。
    本当にいろんな意味でピッタリなんです。

    ~作品紹介・あらすじ~
    奈子は、大学の通学路でいつもすれちがう男性がとても素敵で、ずっと気になっていた。話しかけることもできず日々は過ぎ、いつのまにか彼に逢えなくなってしまう。彼に再会する日を夢見る奈子。だが、親友の葵とともに彼をさがすも、いつもあと一歩のところですれちがってしまう。最後の1行に命を懸けた蘇部健一渾身の1作。

    私が普段読んでいる作品に比べるとだいぶライトな感じです。蘇部健一さんは初読みなのですがライトノベルの作家さんでしょうか?あっという間に読了。挿絵もめっちゃ可愛いので、大人な私は通勤途中の電車内で読むのはちょっと気恥ずかしかったですw

    一言で言うなら、「読みやすくて面白かった」です。
    ミステリーを読み慣れている私には、ほぼ展開は読めたしラスト一行も予想通りでしたが、10代、20代の方々や小説を普段あまり読まない人にはとてもお勧めの作品です。わかりやすいし、ラスト一行も「おおっ」となると思います。そして本を読むきっかけにもなれる作品だと思います。

    登場人物たちがすれ違うイライラや、想いあうドキドキや様々な展開も、なんだか甘酸っぱい若かりしころを思い出させてくれました。コミックになっても人気がでそうですね。

    ま、実写化は難しいと思いますが・・・

    書き下ろし短編「四谷三丁目の幽霊」も収録されていました。こちらも、やさしくて甘酸っぱい素敵な作品でした。

    姪っ子にプレゼントしようと思います。どんな感想が聞けるのかちょっと楽しみです☆彡

  • これがあの蘇部ケンが命を懸けた作品......
    何だか可愛くみえてきた。オチに驚いたのは事実なので、余計なことは何も言いません。2話目はちょっと蘇部ケンらしくてホッとした。

  • サクサク読めます。
    でも、読まなくてもよしww
    暇つぶしには、もってこいかも?w
    若干の「君の名は、かよ!?」感にイライラはしますがw

    そして、読後の「はぁぁ~?」感に責任は持ちませんが―www

  • 他人の幸せをよく思わないというのはよくある話で、そのまま話が進むのかと思えば違っていました。だけど恋人の事故原因である犯人をさがし出したり、ラストも現実的に設定が難しいと思いますが、柏木裕真をたぶらかした葵が2人で仲良く計画したのかなあ・・・。

  • 大学生奈子,通学途中に自分と似たTシャツを着た好青年に出会い恋心を抱く。毎週水曜日の朝,同じところですれ違うことに気づき,挨拶を交わすようになるが,年度が替わり会えなくなる。親友のアドバイスを得て彼を探し始めるが,その美人の親友も好青年に興味があるようで気が気でない。冒頭にあるプロローグの記述によれば,いつしか奈子と彼はデートするようになるらしいが,果たして上手くいくのか。帯に書かれた著者の言葉は「ラスト一行に、命を賭けました!!」。メフィスト賞作家蘇部健一による安定して下手な文章は彼の個性なので,その点に期待してはいけない。「四谷三丁目の幽霊」も併載。

  • メインとなる「あなたをずっと、さがしてた」の方は正直微妙でした。
    ミステリーとしてはオチが読めたり、論理的な破綻があったりしますし、かといって恋愛小説と言われると描写がちょっと……という、まあ微妙な感じです。

    ただ、書き下ろし作品の方は、まさに蘇部先生のバカミス能力を本領発揮したという感じで、面白かったです。
    (ミステリではないですが)
    蘇部先生ファンは、どちらかというとこちらを求めているのでは……と思ったりしました。

  • 通学途中にすれ違った相手に一目惚れした主人公と彼女に協力する親友、そしてその一目惚れの相手の、偶然と執着心が織りなす恋の話。

    主人公の行動もその片思いの相手の行動も親友の行動も全てが不自然過ぎて不気味で、その不自然さの理由を知りたくて最後まで読んだ。
    驚くというより、どう考えても無理が有り過ぎるだろうとしか思えず。
    結末そのものよりも、前半の登場人物達の行動や言動の方が余程背筋がゾワゾワした。

    巻末に入っている短編の方が、ミステリーではなくとも妙な不自然さもなく切れ味も後味も良かったと思う。

  • あっという間に読み終わったけど、正直意味が分からなくて、しばらくどう消化していいのか迷った。
    解説サイトとかも見つからなくて、読了後の感想ブログをいくつか見ていって、理解に間違いはなかったんだと勝手に判断した。




    麻婆豆腐と麻婆茄子の違いには、まったく気づきませんでした...

  • 思った以上にペラッペラの本だった。

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著者プロフィール

1961年、東京都に生まれる。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業。1997年、『六枚のとんかつ』にて第三回メフィスト賞を受賞、デビュー。児童向けの「青い鳥文庫」や「YA!ENTERTAINMENT」でも活躍。

「2013年 『古い腕時計 きのう逢えたら…』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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