- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093866798
作品紹介・あらすじ
最恐教官・風間公親の初陣!新章始動! 第一話 鋼のモデリング風間公親は、警察学校第九十四期初任科短期課程の教官となった。助教の尾凪尊彦は、気になる生徒として、人命救助で警察に表彰されたことのある矢代桔平の名を挙げた。第二話 約束の指実家が町工場を営む笠原敦気は、マル暴刑事を希望している。クラブ活動ではソフトボールに力を入れ、元高校球児の助教・尾凪から手ほどきを受けているが、スローイングに難があった。第三話 殺意のデスマスク若槻栄斗は、ブラジリアン柔術の有段者。交番実地研修中に、通り魔を逮捕した若槻に、風間は現場の再現を命じる。第四話 隻眼の解剖医警察学校では課外授業として司法解剖を見学する。不快指数が高いと、犯罪が起きやすい。七月に入り、生徒の大半が嘔吐する講習が近づいていた。第五話 冥い追跡星谷舞美は性格が明るく、成績もトップクラスである。星谷と大学同窓の石黒亘は、下位から成績を上げてきた。卒配後は成績上位二名が最重要署のA署に仮配属となる。第六話 カリギュラの犠牲氏原清純はソリの合わない同期・染谷将寿と、卒業式のスライド上映担当を任された。当日、風間は祝辞の読み上げをやめ、最終講義を始める。 【編集担当からのおすすめ情報】 主演:木村拓哉月9ドラマ「風間公親-教場0-」フジテレビ系にて2023年4月スタート!毎週月曜よる9時放送脚本:君塚良一シリーズ100万部突破!既視感ゼロの警察小説「教場」シリーズ10周年!
感想・レビュー・書評
-
〈千枚通し〉こと十崎から匿われるため、警察学校へ異動になった風間。
初めての担当である第94期の風間教場と、助教の尾凪を描く。
ひりひりとした空気感が変わらず、面白かった。
一緒に学ぶ尾凪の目線が活きる。
学生ではない助教から見ても桁違いという、風間の伝説的刑事としてのすごさが際立つ。
シリーズ第6作。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
隻眼になり、教官になったばかりの風間公親。プロローグとエピローグをちゃんと読むと更に面白い。
-
風真教官がお見事!面白かった。
生徒達の本質を見抜き、それぞれに合う道にある種、後押ししているようですごい。
卒業式での展開もすごかった。一体風間組では何人が違う道に進んだのか…。皆に幸あれと思った。 -
教場シリーズを読んでいて、ドラマ化されると知り楽しみにしていました。
風間公親をキムタクが演じると知り???でしたが、ドラマも楽しんでいます。
自分の近くに風間公親の様な人が居たら、神経使うだろうな。
何もかもお見通しで怖いけど、嫌な人間ではないです。
対する人の事を考えてくれる人でもあります。
言われる事は非常に厳しいけど。
シリーズもドラマも続いて欲しいです。
楽しみにしています。 -
日本の警察はとても優秀だと思う。
日々安全に暮らせるのも、治安がいいからだ。
志を持って、警察官になり、警察学校で半年間学ぶ。
そこでのカリキュラムのすごさは、
並大抵の身体能力やモチベーションでは持ちこたえられない。
まして、最恐教官の風間公親に教わるとなれば、
助教の尾凪尊でさえ、ビビりながらの毎日。
花壇の花を育てるように、
それぞれの花に合った土壌を作り、
それぞれの花を育てる。
風間の観察力、指導力、またまた魅せられた!
卒業式での最終講義は、すごかった!! -
今回も冴え渡る風間教官。
冴えすぎて怖いくらいだが、この感情ももはや病みつき。
次作がもし出たら、当然読む!
-
パターンは一緒だけど飽きなかった。
赴任当初は少し温厚だったか。
馬鹿と真面目の四区分が一番印象に残った。