- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093866828
作品紹介・あらすじ
テロリストを追え! 圧巻の国際警察小説。 香港国家安全維持法成立以来、日本に流入する犯罪者は増加傾向にある。国際犯罪に対応すべく日本と中国の警察が協力する――インターポールの仲介で締結された「継続的捜査協力に関する覚書」のもと警視庁に設立されたのが「特殊共助係」だ。だが警察内部では各署の厄介者を集め香港側の接待役をさせるものとされ、「香港警察東京分室」と揶揄されていた。メンバーは日本側の水越真希枝警視ら5名、香港側のグレアム・ウォン警司ら5名である。 初の共助事案は香港でデモを扇動、多数の死者を出した上、助手を殺害し日本に逃亡したキャサリン・ユー元教授を逮捕すること。元教授の足跡を追い密輸業者のアジトに潜入すると、そこへ香港系の犯罪グループ・黒指安が襲撃してくる。対立グループとの抗争に巻き込まれつつもユー元教授の捜索を進める分室メンバー。やがて新たな謎が湧き上がる。なぜ穏健派のユー教授はデモを起こしたのか、彼女の周囲で目撃された謎の男とは。疑問は分室設立に隠された真実を手繰り寄せる。そこにあったのは思いもよらぬ国家の謀略だった――。 アクションあり、頭脳戦あり、個性豊かなキャラクターが躍動する警察群像エンタテイメント! 【編集担当からのおすすめ情報】 「機龍警察」シリーズの著者が放つ、警察小説の新たな傑作がここに! アジアを舞台に、今、現実に起こりつつあることさえ呑み込み、リアルとフィクションのあわいに生み出された珠玉の物語。必読です。
感想・レビュー・書評
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鬼★5 日本と香港の警察官たちの乱舞! 知力・腕力・政治力・連携力で解決せよ! #香港警察東京分室
■きっと読みたくなるレビュー
こりゃ面白い!★5
エンタメ性が素晴らしく、次々迫りくるバラエティ豊富なアクション、中国VS日本、人間性と人間性のぶつかり合い、そしてザ・警察小説です。
どれも推せる要素ばっかりなのですが、私がイチ推ししたいのは登場人物たちですね。熱意と過去の思いが強く、知的だけど単純で、やたら警察官としての正義感に溢れている。見た目も中身も超派手で、わかりやすいんですよね。
誰がそうなの?って、全員ですよ、全員。
メインの中国、日本の警察官メンバーは10人いますが、全員ド派手です。昔のTVドラマだったら、あぶない刑事、太陽にほえろに出てきた刑事みたい。刑事同士のやり取りや会話も面白いし、このメンバーだけで何話でも読めちゃいそう。
ちなみに私の推しメンは水越管理官です。利発な女性は大好きなんですよ~、しかも見た目と中身のギャップ萌えですよ。完全に惚れた。
そんな彼らが国も揺るしかねない事件で大暴れするんですが、これがまた鬼スゴなアクションで魅了してくれる。めっっっっちゃ、カッコイイの!
文字でアクションなんて、伝わるの?と、思っているのであれば、それは間違いです。迫りくる敵と命を差し違えるギリギリの戦い。ぜひ文字の世界で体験してほしい。しかもアクションの場面もメンバーも戦い方もバラエティに富んでるし、プロットもよくできてるのよ。
そして警察小説としても読み手の面白どころがわかってらっしゃる。
日本の官僚体質や中国の隠蔽体質のツボをついた展開で、どんどんハイテンションになってきて読む手が止まらなくなる。ストーリーとしても胃にドスンとくるほど重厚感もたっぷりで、読み応えも真相も強烈。
問題提起もいいなぁ~ 平和ボケの日本人に、しっかりと命題を突きつけてきます。政治的にも社会的にも、今の自分がどれだけ安寧な生活が日々暮らせているのか。よくよく考えさせられましたね。
機龍警察シリーズで有名な月村先生ですが、本作も代表作になるようなバッチシな出来です。ぜひシリーズ化してほしい、期待しています!
■ぜっさん推しポイント
本作は素晴らしいセンテンスがめっちゃ多くて、何度も何度もナイフで胸を刺されました。文章が圧倒的に「強い」んです。これだけハッキリ言ってくれると気持ちいいですね。
以下本文引用:
・今の若者は「損をする」ということを本能的に避けたがる
めっちゃわかる、自分自身もそうです。
短期的や局所的には正解なことも多いですが、人生すべてをトータルで考えると、果てしてそうでしょうか。
・日本の偉い人は一度決めたことは変更しない。間違ってると分かっていても変更しない。人が死んでも変更しない。
間違った結果がでたら、すぐ原因調べて、次の行動を起こせばいいじゃねーか。間違うことより遅いことのほうが悪手ってことに、いつ気が付くのでしょうか。
他にも痺れるフレーズがいっぱいありますよ。いやー面白い作品でした! -
ド派手な銃撃戦が繰り広げられる熱いエンタメ小説。
アクションシーンも良いんだけど、何より登場人物たちが魅力的すぎる!
あ、でもその緊張感の中でそれぞれの過去が明かされ、心理が描かれていくから、やっぱりアクションシーンが良いのかな。
その魅力的な分室メンバーは、日本警察5名・香港警察5名の計10名。
みんな個性豊かでキャラが立ってる。
誰を主人公にしても面白い。
でもやっぱり目立つのは日本側のトップ、水越管理官だろう。
小柄で童顔、とぼけた口調で鋭い発言。
それを補佐する七村係長も頭が切れて、二人のコンビネーションは最高だと思う。
香港側のウォン隊長とゴウ副隊長の信頼関係もたまらない。
でも泣かされるのは、シドニーかな。
このままいくと10名全員紹介したくなるので書かないが、私は小岩井くんが好き。(一番下っ端でちょっと可愛い)
物語の背景は香港の民主化運動で、人ごとじゃないなと感じる。
またひとつ、知りたいことが増えた。
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2024/02/16
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2024/02/16
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2024/02/16
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いやーすごい夢中になった!
感じとしては龍騎兵の出てこない『機龍警察』と言えなくもないんだけど
とにかくメンバーが良い!
香港警察東京分室のメンバーがみんな良い!みんなカッコイイ!みんな好き!
日中政府の思惑により表向きは国際犯罪に対して協力するために警視庁に設立された「特殊共助係」集められたの日本側5名、香港側5名
この10名に余さず見せ場を作ってこのページ数、すごい
そして、最初はバラバラだったメンバーがくせ者指揮官にのせられながら、国は違えど共通する警察官の矜持と覚悟をもとにちょっとづつ結束していく
うーん、これぞ月村了衛!
さらに、まだまだ深みも裏もありそうで続編にも超期待
そしてそして有無を言わさぬアクションシーンですよ!
月村了衛さんのアクションシーンは三次元いや四次元に展開されるのが大きな特徴
分かるでしょ!四次元言うたらもう伝わるでしょ!普通は二次元なのよ、平面的なのよ
あー面白かった
6月のベストのブックリストに追加しないと!
(間違えて昨日つくっちゃった)-
2023/06/30
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2023/06/30
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2023/07/01
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久しぶりに熱い警察小説を楽しんだ…という感じである。
香港でデモを扇動し、助手殺害で日本に逃亡したキャサリン・ユー元教授を逮捕する目的で捜査にあたるのが[分室メンバー]である。
日本警察5名と香港警察5名が動き出す。
とにかく[分室メンバー]いわゆる組対部特殊共助係が、素晴らしい。
だれが、というよりみんな個性豊かで独特であるが、管理官の水越には好感度が加速してゆくほど。
いちいち言うことに無駄を感じず的確であり、ちょっとおとぼけ具合が実に良い。
仲間たちを信頼しているのは一目瞭然だが、香港警察のメンバーにおいても嫌味なことを言うわけでもなく、各々のことをしっかり見ている。
頭脳戦、心理戦において日本警察か香港警察どちらが上手なのか…と思ってしまうような滑りだしのなか最終的には上手く協力しつつ、強固となっていく過程も見どころがあり、続編を期待してしまう。
最後に頷いてしまうほどの水越のことば〜
「この国の偉い人というのは、一回決めたことは何がなんでも変更しない、間違いだと分かってても変更しない、国民が何人死んでも変更しないという呪いにかかってるわけですね。これがゲームなら魔法の名は『思考停止』とか『責任放棄』とか『集団自決』といったネーミングになるでしょうね」
さらりとすごいことを言う。
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なーにこれ!
めちゃくちゃ良いじゃないの!面白いじゃないの!
何が良いって、とにかく登場人物が良い!
香港警察東京分室のメンバーは全部で十名
日本警察五名、香港警察五名の全員良いんです!
要所要所で彼らの過去のエピソードが組み込まれ魅力を盛り立ててくれます
読んだ人はきっと自分のイチ推しキャラが見つかるはずw
私のイチ推しは、登場早々に「甘えんだよオラッ」とドスの利いた声で足払いをかける、元ヤンでがさつで乱暴な武闘派の山吹巡査部長
虜になりました♪
で、アクションシーンも良い!
ドンパチありのスピーディーでスリリングな展開
はい!映像化決定のアクションシーンです
これはもう続編、シリーズ化を期待したい作品です!
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『香港警察東京分室』ってジャッキーチェンを思わせるタイトルで思わずふふふ。と笑ってしまう。
月村作品はいつも知的好奇心を満たしてくれる。現在進行形の世界情勢をストーリーに絡ませた作品が多いので、いつも世界に目を向けさせてくれる。でもそれだけじゃなく、物語りの世界も存分に楽しませてくれる。もぉぉぉー大好き♡
『香港警察東京分室』は警視庁内で新設された部署。
正式には『警視庁組織犯罪対策部国際犯罪対策課特殊共助係』(←ナガーイ!)
まわりからは『分室』と呼ばれる。
チームは香港警察から5人日本警察から5人
各階級がカウンターパートになっている。
この10人のバラバラの思想、行動、腹の探り合いと駆け引きと心理戦…いやいや同じチームなのにっ!さらにこの駆け引きと心理戦は同じ警視庁の中でも中国政府やギャング相手にも繰り広げられてハラハラドキドキが止まらない。
日本に潜伏している、多数の死者を出した香港デモの先導者とされるキャサリン•ユーの捜査を進める中で、このチーム1人1人の心に秘める思い、警察官としての矜持が見えてくる…。それがとっても良いんです。最後はもう泣いちゃった(;_;)
チーム10人、それぞれののキャラが個性的で、仲間同士のやりとりの場面でなんど笑ったか。
激しいガンアクション、手に汗握る心理戦、心震えるストーリー…、そこに笑いまで入ってくるんだから、もう大大満足です。
ふぅーっと満足のため息で読み終わった後、
ふと、月村さんは、一つの作品を書く為にどれほどエネルギーを費やされているんだろう…と思った。自分も作品からのエネルギーを全身で感じながら、その世界を味わいつくしたい。
今は星4.5、シリーズ化が決定したら星5です(^^)もっと続きを読みたい!-
そうそう、蘭奈ちゃんだった!ただのヤンキーっぽくないとこが良いね!
シリーズ化するなら水と油のような日本組と中国組がどうなっていくのかが楽し...そうそう、蘭奈ちゃんだった!ただのヤンキーっぽくないとこが良いね!
シリーズ化するなら水と油のような日本組と中国組がどうなっていくのかが楽しみだね♪
個人的にはページ数多めでお願いしたい(*☻-☻*)
今、鮫の最新作読んでるけどヤバいわ!!!!!2023/08/18 -
べら、おつおつ。
そうなのよね、日本と中国の警察がどんなチームになっていくのか、楽しみなんだよねっ♪
今、鮫読んでるのねぇ〜!
いいなぁ〜...べら、おつおつ。
そうなのよね、日本と中国の警察がどんなチームになっていくのか、楽しみなんだよねっ♪
今、鮫読んでるのねぇ〜!
いいなぁ〜いいなぁ〜
私も9月入ったら、もう少し読書進めたいと思ってるよ〜(^^)
鮫レビュー楽しみにしてるねっ2023/08/18 -
おつ、おつ!
ネタバレレビューになるかもしれないから、何だったらスルーした方が良いかもよ。お任せしまーす♪おつ、おつ!
ネタバレレビューになるかもしれないから、何だったらスルーした方が良いかもよ。お任せしまーす♪2023/08/18
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香港に関する報道がめっきり絶えた。連日雨傘運動が報じられ香港国家安全維持法が成立。その後コロナ禍をくぐり香港はどうなっているのか。私のは単なる知的好奇心だが、香港に住む人たちには対岸の火事ではない。1997年、香港はイギリスから返還された。その時に、一国二制度(一国両制)をもとに、社会主義政策を将来50年(2047年まで)にわたって香港で実施しないことを約束している。なのに、香港はかつての自由を失い、「二つの中国」という大前提が失われつつある。
今回の直木賞ノミネート作品で、私の疑問に応えてくれる作品を見つけた。社会問題を考える糸口を提供してくれる本は好きなジャンルだ。
かくして月村了衛さんの初読みとなった。
あらすじ
香港国家安全維持法成立以来、日本に流入する犯罪者は増加傾向にある。国際犯罪に対応すべく日本と中国の警察が協力する――インターポールの仲介で締結された「継続的捜査協力に関する覚書」のもと警視庁に設立されたのが「特殊共助係」だ。だが警察内部では各署の厄介者を集め香港側の接待役をさせるものとされ、「香港警察東京分室」と揶揄されていた。メンバーは日本側の水越真希枝警視ら5名、香港側のグレアム・ウォン警司ら5名である。
初の共助事案は香港でデモを扇動、多数の死者を出した上、助手を殺害し日本に逃亡したキャサリン・ユー元教授を逮捕すること。元教授の足跡を追い密輸業者のアジトに潜入すると、そこへ香港系の犯罪グループ・黒指安が襲撃してくる。対立グループとの抗争に巻き込まれつつもユー元教授の捜索を進める分室メンバー。やがて新たな謎が湧き上がる。なぜ穏健派のユー教授はデモを起こしたのか、彼女の周囲で目撃された謎の男とは。疑問は分室設立に隠された真実を手繰り寄せる。そこにあったのは思いもよらぬ国家の謀略だった――
ミステリーとアクションを織り交ぜたエンタメ作品! きっちりと現代を切り取るジャーナリズムと日本を憂う社会批評に感服した。
「香港警察東京分室」には女性陣が全部で5人、しかも日本側はナンバーワンとツーに女性を就けているのに、先ず驚いた。指揮官を務める水越警視、その補佐に七村警部、そしてヤンキー風情の山吹捜査員も腕っぷしがいい。香港側の女性陣はハリエットとエレイン。5人ともそれなりに見せてくれるが、水越警視の一見おとぼけ風を装いながら鋭く突いてくるキャラは、今後必須となる人物かもしれない。
アクションが素晴らしく、次々と新奇の武器が使われる武闘シーンが展開され、まるで映画を観ているようだった! 終盤にシドニー・ゲンの心の奥底が明らかになるシーンで心が締め付けられたが、煙に巻かれたような気もする。キャサリン・ユー元教授の母心を逆手にとった息子に対しても似た思いを持った。ネタバレになるので詳細は書けないが、穏健派だったキャサリン・ユーがデモを起こし追われる身までになった理由は、極めれば”母性”だったとも取られ兼ねない。読後しばらくして冷静になり、納得感動させる結末は、もっと別な展開で解決して欲しかったと残念な思いも残った。
読み終え依然として小説中にあったセリフが甦る。
日本人は自由のない社会、特定の政治勢力に支配された社会を当たり前のように受け入れていると糾弾、『日本国は香港と同じ道を辿っている。しかも恐ろしいまでの早足で、なんの疑いも抱かずに。(略) あなた達は権力に対してどこまでも従順であるばかりか、抵抗する人、疑問を投げかける人を皆で嘲る。進んで自由を投げ出そうとする。香港人の私にはまったく信じられないことだらけです! 』『断言しますが、日本は香港よりもたやすく独裁主義、全体主義の手に落ちるでしょう。いや、すでにそうなっていると言った方がより実情に近いはずだ』
心が痛んだ。月村さんはこのことを真っ先に伝えたかったと、インタビューで語っている。
嵯峨秋人警部補の出自もユニークだった。その度胸は暴力団にも請われていて、彼は暴力団側の就職話をきっちり断り、警察の仕事を選んだという人物設定だった。刑事もので似たような人物が登場して苦々しく感じていたが、今回初めて警察の荒仕事にはやむを得ないのかと思わされた。 -
読書備忘録804号。
★★★★☆。
月村さんの娯楽系エンターテイメント小説。
実は機龍警察シリーズを読んでないのですが、それ系に近いのでしょうかね・・・。
機龍そのうち絶対読むし!
平和ボケした国、ニッポン。
香港国家安全維持法成立以来、日本に流入する犯罪者はめちゃくちゃ増えてる。国際犯罪を未然に防ぐべくICPO(インターポール)を仲介役として、警察庁と香港警務処(いわゆる香港警察)が共同で作った組織、「組織犯罪対策部国際犯罪対策課特殊共助係」、略して組対部特殊共助係、人呼んで(バカにされて)香港警察東京「分室」接待係。
メンバーは警視庁と香港警察からそれぞれ5名ずつが配置され、上から管理官、係長、主任、捜査員2名で構成される。このはぐれ者的10人のキャラが立っていて面白い!
そして物語の柱となるミッション。
香港で民主化デモを扇動し、助手を殺害して日本に逃れてきた民主活動家たちの象徴、元大学教授のキャサリン・ユーを確保・逮捕すること!
日本で捜査権を持っていない香港警察のメンバーは、警視庁のメンバーと対となって捜査を開始!
キャサリンが日本で潜伏した先、中国の犯罪組織サーダーン配下の末端密輸業者セントラル・アジアン創業。捜査の為に訪れた先で、キャサリンの命を狙う犯罪グループ黒指安の襲撃に出くわす!
激しい銃撃戦!まるでショッカーのように次々に殺されていく使い捨て襲撃者たち!
そして分室のメンバーは無敵!まるで西部警察の大門軍団のようです!
なんとか襲撃を抑え込み、キャサリンを発見、病院へ搬送するが、そこでキャサリンは逃亡する?
なぜ穏健派のユー教授はデモを起こしたのか?なぜ逃げたのか?
そして、驚くべき中南海(北京中枢)の陰謀が明らかになる!
外務省、警察庁、警視庁、香港警察の思惑がドロドロを絡み合う中で、飛び跳ねる無敵の分室の男女メンバーたち!
水越(♀)管理官、グレアム(♂)隊長の知略!すっ呆けたやくざ嵯峨(♂)主任。強烈な身体能力、殺傷能力を発揮する山吹(♀)、シドニー(♂)、エイレン(♀)、山吹に逆らえない小岩井(♂)!
そして、クライマックスの見せ場で、とんでもないドンパチアクション(またまたショッカーがバタバタ倒れていく!)の陰に隠れたストーリー、シドニーの生い立ちから来る怒りと最後の捕り物シーンでのお涙頂戴劇がまたまた良いです。
もう!次の作品で彼らの活躍が早く読みたい!
いじょう!-
月村さんはこの作品とか、機龍警察のイメージだったのであんなに社会派がお得意な方だとは思って無かったんですよね。
ショッカーのような襲撃者が気...月村さんはこの作品とか、機龍警察のイメージだったのであんなに社会派がお得意な方だとは思って無かったんですよね。
ショッカーのような襲撃者が気になります笑2024/02/23 -
ユキさま
わたし、機龍警察読んでないので、月村さんは社会派だとばかり思っていたのですが、こんな痛快アクションドタバタエンターテイメント小説が...ユキさま
わたし、機龍警察読んでないので、月村さんは社会派だとばかり思っていたのですが、こんな痛快アクションドタバタエンターテイメント小説が本流?だったんですね!
ただ、香港の民主運動家が国外に逃げてそれを追う中国という構図はまさに今起きていること。
さすが月村さんです!
しかし!深夜の備忘録は誤字脱字のオンパレード!修正に忙しい!2024/02/23
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警視庁組対部国対課特殊共助係は、日中の警察機構が多発する国際犯罪に協力して当たるため新設された組織。香港警察の接待役と揶揄され "分室" という蔑称で呼ばれている。メンバーは日本側5名、香港側5名の強者達。その目下のミッションは、日本に逃亡・潜伏中の香港民主化指導者キャサリン・ユーの身柄を秘密裏に確保し、香港に召還すること。
分室メンバーは、日本を舞台に激しく繰り広げられる中国政府内の権力闘争の代理戦争に巻き込まれつつ、真相を解明していく。果たして、ユーの身柄を無事確保できるのか…。
分室の個性的で魅力的なメンバー達の活躍、スリリングな展開に思わず引き込まれた。女性メンバーの活躍も目立ったな。面白かった!
この本、手元にあるんですけど、まだ読んでいなくて。
あきさんのレビューで、読むのが凄く楽しみになりました!いつも読み...
この本、手元にあるんですけど、まだ読んでいなくて。
あきさんのレビューで、読むのが凄く楽しみになりました!いつも読みたくなるレビューありがとうございます(^^)
いつも褒めていただいて嬉しいです、ありがとう。
この本はシンプルに面白いし、ぜったい読む価値がありますよ、う...
いつも褒めていただいて嬉しいです、ありがとう。
この本はシンプルに面白いし、ぜったい読む価値がありますよ、うんうん
楽しんでくださいね!