ウメ子

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 114
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093872676

感想・レビュー・書評

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  • みよちゃん、 かわいい。

  • 2018/8/26
    幼稚園生のみよちゃんと、ウメ子ちゃんの物語。

  • みよちゃんの友だちのウメ子は強烈な個性の持ち主。
    ウメ子が行くところ、いつも大騒動がまき起こる。
    そして、家出した父親との再会は、ウメ子を少しだけ
    大人にした…。
    少女のまっすぐな友情と冒険を描く。

  • ウメ子は変わっている。
    ウメ子はふつうの子とちがう。
    初めて会った日から、みよはずっとそう思ってきた。
    ロビンフッドのような服装に、勇敢な行動。
    みよは、ウメ子の魅力に夢中になった。
    そんなある日、謎の紙芝居屋さんが現れ、行方不明だったウメ子の父さんの居場所が・・・。
    (アマゾンより引用)

    ほんわか~な話で面白かった(*´∀`*)

  •  幼稚園児のウメ子とみよちゃんに、大人の私が元気づけられる。

  • (2015/1/20読了)
    阿川さんのエッセイは読んだことがあるけど、長編は初めてです。偶然にも(?)この作品が阿川さんの初めての長編でした。
    タイトルは狙っているような感じですが、装丁も挿絵も目次も可愛いので、書架から選んだ作品です。
    幼稚園児の友情、冒険、成長。家族から、見守る周りの大人達からの愛の話。
    読み進めるほどに、スピードが加速していきました。勇気をもらえ、優しくなれる、温かいお話しでした。

    (内容)
    「お父さんはいないの」ウメ子はうつむいたまま、答えた。とたんに私の笑いも止まった。急にあたりが静かになった。悪いことを言ってしまったらしい。私は白いワンピースのレースをいじりながら、小声で聞いてみた。「死んじゃったの?」ウメ子はびっくりした顔でこちらを向き直った。「ばかだなあ。死んでないよー。生きてるんだよ。でも、どこにいるかわからないの。だから、もう少し大きくなったら、捜しにいくんだ」「ひとりで」「ちがうよ。みよちゃんと一緒に」。天性が迸る、阿川佐和子初めての長編。

  • ウメ子、いいですねー!
    阿川さんの体験談かな?とても素敵なお話ですね、

  • 元気でちょっと変わった女の子、ウメ子。
    自分とは違う女の子だから、ウメ子のような子が幼稚園にやってきたら、あたしも友達になりたい!
    自分に似た人にはイラッとしてしまいがちだけれど、自分にはないものを持っている人にはとっても魅力を感じてしまう。

  • 阿川さんのエッセイは読むけれど、このような小説もお書きになっていたのですね。
    幼稚園児のみよちゃんとウメ子の友情のお話。
    このウメ子、とても強烈なキャラで、転園当日衝撃的な真っ赤な服を着て現れた。気になるけどなんだか腹立たしかったり、仲良しなんだけど肩透かしくわされたようであったり。友達になっていくのってなんだかムズムズすることあったよな。だんだんだんだん育んでいくものなんだよね。その様が良い。

  • 阿川佐和子さんが年少時代の経験を元に書かれた、初の長編小説です。みよが兄と通う幼稚園にウメ子が新たに入園してきた、ウメ子は変わっている。ウメ子はふつうの子とちがう。初めて会った日から、みよはずっとそう思ってきた。ロビンフッドのような服装に、勇敢な行動。みよは、ウメ子の魅力に夢中になった・・・物が豊富に溢れていない時代、貧乏だけど温かい家庭、懐旧の世界に導かれる。みよ視線で書かれる素直で読みやすい文章、先日読んだ佐和子さんのエッセーと重なり、佐和子さんをより身近に感じられた。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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