「ほめない子育て」で子どもは伸びる: 声かけをちょっと変えただけで驚くほど変わる
- 小学館 (2010年11月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093881586
作品紹介・あらすじ
子どもが必ず伸びる、ほめずに認める声かけ指南書
通説になっている「ほめて育てる」は間違いだった――。
ほめてばかりいると、大人の顔色をうかがう子、失敗を怖れてチャレンジできない子、依存的で責任感のない子、ひとの成功をねたんだり失敗を喜んだりする子に…。
ではどうすればいいのか。 3歳を過ぎたら、
*「ほめる」よりは、「認める」
*「お手伝いできていい子ね」ではなく、「お手伝いしてもらって助かった」
*you(ユー)が主語の「ほめる」ではなく、I(アイ)が主語の「認める」声かけ
これで、子どもは驚くほど伸びるのです。
認める言葉語録や成功・失敗実例なども収録しています。上司⇔部下、夫⇔妻、嫁⇔姑、親⇔先生にも応用できるワークもあります!
手おくれはない。いつでも、今日からでも間に合う、そうして効果が表れる子育て指南書です。
【編集担当からのおすすめ情報】
実はこの「いけない」子育て=ほめる子育て、をこれまでの私はしていました。
この本を編集して、「認める声かけ」を実践してみました。つまり、youメッセージではなく、Iメッセージで、朝、頑張った勉強について声かけしたのです。
「朝、集中して勉強したあなたを見て、(私は)うれしかった。おかげで気分良く会社にいけたよ」
そうしたら、なんと。
夜も驚くほど集中して勉強をするではありませんか。実は、あまりの効果に、正直、驚いたのです。
著者は年間400近い講演をされています。
本書は、その人気の講演のメッセージを自宅で受けとれる。
今日から、ぜひ、始めてほしい、今日から効果が見える内容ばかりです。
感想・レビュー・書評
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耳が痛い。
自分の子育てにとても不安をかんじたが
知ることができて良かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ほめないで認める。自己肯定。昨今、子育てで言われるが、そう育てられた人が親になればいいが、そうでない人は理解できるのだろうか?負の連鎖ではないが、私はこう育てられたというのが強いと思う。そういう人には、この本で改めて考えてほしい。自己肯定ができている人は、自分の親に感謝しつつ我が子を自分がそうされたように育てればいい。いじめの原因もほめることにあるというのは、分からなかった…文字数は少ないが、しっかりした内容で、更に読みやすい、ほんとうにいい本でした。あと、子どもにはこうなってほしいという思いが大切であるという括りは、すべてに通じると思う。何事も意思が重要であるということ。人は意思に左右されるものだから。
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高額なセミナーと同じ内容が書いてある
基本を抑えられる
自分の意図、事実を見る、その影響を伝えて、本当の自分の気持ちで締めくくる。これがIメッセージ
良し悪しの枠組みで相手を見ないこと
自分はどう感じたのか、を伝える -
所々やや論理が飛躍しがち。まぁでも大人の評価に当てはめない、認める声かけ大事ってのは理解できる。
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ほめることによる悪影響を書いた本、
中には、「そうかなぁ?」と思われる記述もあった。
これは、自分が「ほめる子育て知識」に毒されているからなのか?
最後の方に出てくる「子育ての哲学」で、筆者は、親の子供に対する姿勢
について説いている。
これは、結局(やはり?)自己研鑽の結果であること理解した。
子育てに近道は、無いな。
以下、書籍内の気になったフレーズメモ
○子育ての哲学
将来どんな人間に育ってほしいのか、「子育ての哲学」をもって、
それを子供に示していきましょう。
親自身が普段から、「やさしい」とはどういうことなのか
どういう行動が「やさしい」のかを探求する必要があります。
「かっこいい」については、何が「かっこいい」かを考える必要があります。
○ほめられて育ったために
自分で決められない子に
なっているかもしれません。
「○○していい?」と親に許可を求める
ことが多くなっていませんか?
「子供に選ばせる、決めさせる、責任を持たせる」
そうした経験を子供にさせることが大事です。
○100点をとるなど 一定レベルに達することをほめると
それ以上、努力しなくなることがあります。
本来学ぶことは面白いこと
五感を使って調べたり、知ることが楽しく
なるよう。ほめることで自分で線をひいて
しまう場合があります。
○「認める」ときには、「○○してくれてうれしかったよ」
なとど「私」の気持ちを伝えます。
○親が「意図」を示してあげる
早くすませることができたのは、「なぜ?」
と聞いてみましょう。
うまくいかなかったときに「なぜ?」と問いただすのはNGですが、
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うまくできたときこそ、「なぜ?」と聴きましょう。
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○途中で意見を言わないで、最後まで聴く
子供の話を聞くときは、質問ぜめにせず、ただ、聴きます。
途中でさえぎったり、評価したり、勝ってに解釈することなく
最後まで聴ききることが大切です。 -
ほめ方を、詳しく紹介しているが、要は相手の人格ではなく出来事を褒めるということ。
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参考になったキーワード
今日何したの?ではなく、「今日はなんだかうれしそうだね」などと水を向け、子どもが話すのを待つ
悪いことをした場合もIメッセージ。悪い子!ではなく、わたしは残念だったと、わたしを主語にして気持ちを伝える。
なぜ悪いのか具体的な影響を伝えること。
どういう人間になってほしいか、という期待を折りあるごとに話す。
3歳まではたっぷり褒めて、大好きだよを伝えてあげる。3歳から10歳は認めることが大切。 -
岸先生の本、2冊目☆
子どもの、とありますが、根本は人そのもののコミュニケーションスキルの本です。
Iメッセージの例がたくさんあるので、読むだけでもバイタリティのサイクルがぎゅんぎゅん回ります❀.(*´◡`*)❀.