老いては夫を従え

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 134
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093885331

感想・レビュー・書評

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  • 本著では柴門さん自身の老化を感じたエピソードを始め 告知から術後までの乳がん闘病記も描かれています。

    その時々の心の変化がリアルで共感出来ました。

    頭と口が連動していない現象には思わず「あるある!」

    夫を冷めた目線で見る姿勢にもクスっと笑え 「死語」の話、ワンコの話、俳句にハマった話、facebookに纏わる話など 1編1編、味わい深く読みました。

    「老化」すらユーモアに変える軽妙で明るいエッセイでオススメです。
    タイトルも良いですね。

  • 柴門さん、やっぱり面白い。
    特に好きなのが
    「テレビの住宅メーカーCMに出てくる幸せファミリー。
    50代~60代と思われる祖母が灰色のカーディガンに草餅みたいな色のフレアースカートを穿いている」
    へのツッコみ。
    「こんな祖母は大都市近郊ではほとんど見ない」
    とか書かれていて思わず笑った。
    あと、ヘパーデン結節の話は私を含め周囲に結構いるのですんごく共感。
    自分のルーツの話も、興味深かった。
    最近読んだ何冊かの本に「親のことをほとんどわかっていなかった」と言うようなことが書かれていたが、実際親のこと、その上の代の祖先について、本当にわかっていないかも、と思うことが多い。自分が親をわからないのもそうだが、子どもが私をわかってないだろう、とも思う。
    だからって子供に今、語れるかと言うと「さあね」と思ってしまうが。

  • なかなかシュールというか…これからの指南書になるというか…。これからの自分に、家族にどう向き合っていくか、考えさせられながら楽しく読みました。私にとって最後の砦のペット。子どもたちからせがまれてもなかなか手を出せなくて…。50過ぎてからの楽しみに実は取っているのだけど、それていいよって柴門さんに言われているようでちょっと嬉しかった。気楽に読める一冊です。

  • うなずく そうそう その通り
    楽しく読めた

  • 「東京ラブストーリー」の柴門ふみさん(1957年生まれ)の「老いては夫を従え」(2016.12)、老いをテーマにした明るく楽しいエッセイです。「夫」は「島耕作」の弘兼憲史さんです。サイモンさんは、かつては「仏のサイモン」(怒りと無縁)でしたが、最近は多少の怒りを覚えるそうですw。ヒロカネさんは、アナログ派でパソコンなしカーナビなし、旅行は紙の時刻表とかw。サイモンさん随行でsuicaの購入だそうです。ヒロカネさんにとても親近感を抱きます(^-^)ペット(犬)はずっと3歳のままの子供が家にいる状態とかw!

  • ほぼ同世代の女性の視点からの老いにまつわるエッセイ。
    面白かった!

    書評で知って図書館に予約して,かなり待たされて入手。面白すぎてあっという間に読了。

著者プロフィール

1957年徳島県生まれ。お茶の水女子大学卒。79年漫画家デビュー。『東京ラブストーリー』『あすなろ白書』『同窓生 人は、三度、恋をする』『恋する母たち』など、著書多数。エッセイ集として『恋愛論』『大人の恋力』『そうだ、やっぱり愛なんだ』『老いては夫を従え』など多数。2016年、25年後の物語として描かれた『東京ラブストーリー  After 25 years』で柴門ふみブーム再燃。夫は弘兼憲史氏。

「2020年 『オトナのたしなみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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