モヤ対談

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 363
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093891431

作品紹介・あらすじ

20名のゲストと名物書店員が語り尽くす! ドラマ化されて大反響をよんだ『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』の著者で、「蟹ブックス」を経営する名物書店員の花田菜々子氏が20名のゲストを招き、さまざまなテーマについて語り尽くした対談集。いまを生きる私たちの羅針盤となり、心の処方箋となってくれる必読の一冊。<お話をしたゲストたち>*ヨシタケシンスケ 「大人だって完璧じゃない」*窪美澄 「子持ちの恋愛」*山崎ナオコーラ 「家事と生産性」*ブレイディみかこ 「エンパシーの鍛え方」*荒井裕樹 「マイノリティーと人権」*岸政彦 「『聞く』ってむずかしい」*ひらりさ 「推しとお金と私」*東畑開人 「心を守るには」*西加奈子 「助けを求める」*ジェーン・スー 「おばさんを楽しむ」*ツレヅレハナコ 「コロナ禍と食」*永井玲衣 「手のひらサイズの哲学」*宇多丸 「人生相談に正解はない」その他メレ山メレ子/田房永子/植本一子/大前粟生/吉田貴司/岩田徹/飯間浩明 文芸誌『STORY BOX』の人気連載が待望の書籍化! 【編集担当からのおすすめ情報】 文芸誌『STORY BOX』連載時のタイトルは、「書店員が気になった本! の著者と本のテーマについて語りまくって日々のモヤモヤを解きほぐしながらこれからの生き方と社会について考える対談」。対談のきっかけとなった本の紹介もあり、読書が楽しくなる一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 『であすす』こと『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった一年間のこと』の著者、花田菜々子さんが、ご自身が大好きな本の作者に実際に会って
    対談する、という夢のような連載の書籍化。
    『であすす』は数年前にとても楽しく読んだ。
    それに対談する相手三分の二の方たちが既読本、あるいは積読本の作者だったので、気になって図書館で取り寄せてもらった。
    充実した読書で、お話を聴きながら、三人目の鼎談相手となって笑、いろいろ考えたり思い出したりしながら読んだはずなのだが、すべて忘れてしまった。
    読了して残ったのは、みんな、めんどくさくて、最高に素敵だな、という感想。
    芯があって、相手の意見を尊重しつつ、安易に相手の意見におもねることなく、自分が異端かどうかなんて気にせず、率直に意見を述べているように感じる。
    かっこいいと思った。
    私は出来てないなとも。
    ジェーン・スーさんはやはり頭の回転の速さが際立つ。大前粟生さんは不思議な人だな、と、心から思った。植本一子さんには、「正直でいること」ってひとを傷つけたりもするけれど、救ったりもするのだなと感じたり、西加奈子さんには、自分の方向性は間違ってないと勇気づけられた。
    ゲストから面白いお話を引き出す花田さんの自己開示力もすごいと思った。
    国語辞典を作ってる飯間浩明さんの『日本語はこわくない』と漫画家の吉田貴司さんの漫画『やれたかも委員会』、面白そう。


  • 花田菜々子さんと対談面白かった。ヨシタケシンスケさん、ジェーン・スーさん、岩田徹さんのところを読んだ。特に岩田さんとの対談で、選書し合うというのがよかった。

  • 【目次】
    ヨシタケシンスケ:大人だって完璧じゃない
    窪美澄:子持ちの恋愛
    山崎ナオコーラ:家事と生産性
    メレ山メレ子:恋愛の教科書がない時代に
    田房永子:家族という呪縛
    ブレイディみかこ:エンパシーの鍛え方
    荒井裕樹:マイノリティーと人権
    岸政彦:「聞く」って難しい
    ひらりさ:推しとお金と私
    東畑開人:心を守るには
    西加奈子:助けを求める
    植本一子:家族について書くということ
    大前粟生:そもそも恋愛って何?
    ジェーン・スー:おばさんを楽しむ
    吉田貴司:男と女のすれ違い
    岩田徹:小さな書店が生き残るには
    ツレヅレハナコ:コロナ禍と食
    永井玲衣:手のひらサイズの哲学
    飯間浩明:言葉を楽しもう
    ライムスター宇多丸:人生相談に正解はない

  • 花田菜々子さんと、彼女が純粋に面白いと思った本の著者をゲストとして迎えた対談集。総勢なんと20名!
    ヨシタケシンスケ、窪美澄、田房永子、ひらりさ、大前粟生、ジェーン・スー、永井玲衣、飯間浩明——私が愛読している方も、著作が気になっていた方もずらっと名を連ねていてテンションが上がりました。なんというか、痒いところに手が届く人選というか。
    初めてお名前を知る方も含み、花田菜々子さんが聞き手としてさまざまなトークを引き出しているので、ボリュームたっぷりの一冊を最後まで興味深く読み切ることができた。
    新たに惹かれる本も増えたので、この熱が冷めないうちにさっそく読んでみようと思う。

  • 蟹ブックスの店主の花田さんと蟹ブックスにある本の著者たちの対談。山崎ナオコーラ、永井玲衣、ヨシタケシンスケ、ジェーンスー、などなど好きな方ばかりの対談が気になり購入。対談なので分厚いが気楽に読めた。書き手はそんなふうに考えながらこの本を作っていたんだ、とわかって読んだ本はより一層好きになったし、まだ手にしてない本に関しては読んでみたくなった。なにより花田さんの名インタビュアーっぷりが絶妙でお見事だった。
    読むことでまた自分の視野が一つひろがった。

  • #モヤ対談
    #花田菜々子
    23/11/24出版
    https://amzn.to/3N09eut

    ●なぜ気になったか
    出会い系サイトで会った70人に本をすすめまくった著者が、著名な方々とされた対談集。ゲストの個性に対し、一風変わっていそうな著者はどんな受け答えしているのかに興味がわく

    ●読了感想
    自分を持っておりいろいろ考えられている人同士の対談で、共感できるものできないものがありおもしろかった。一冊ピックアップされたそれぞれの方の著作も、読んでみたくなったものが多く有益だった

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読書
    #本好き

  • 全員は読めていないが、ジェーン・スーさん、西加奈子さん、窪美澄さん、ヨシタケシンスケさんなど気になる人を読んだ。
    気になる作品も増えたので、少しずつ読んでいこうと思う。

  • 花田奈々子さんの本はこれが初めてでしたが、とても良い、そして豪華な顔ぶれの対談集でした。
    読みたくなった本がたくさん。
    装丁もかわいい。
    続編希望です。

  • 過去の著作はまだ読んだことがないものの、以前から面白そうな人だなと花田さんに興味があったので読んでみたら、とても面白かった!読みたい本が増えました。

    私は特に、飯間浩明さんとの言葉の話が興味深かった。確かに自分的に好きじゃない言葉のセンスってあるし、言葉をファッションのように考えるという視点が面白い。まずは「日本語は怖くない」を読もう。

    あと、花田さんの著作もマッチングアプリのやつから読むぞ。

  • 本の厚さを見ればわかるけれど、対談数が多くて豪華な顔ぶれで、一冊でこの人たちの話が見れるというところがまず良きポイントです。著書を軸に対談を展開していくのですが、ベースがあるからそれぞれの方々との話のテーマも結構明確で読みやすかった。皆さん正直に誠実に答えていて色々な立場で考えも異なる方々の話なのに、ごちゃごちゃ混乱しない感じも読んでいてよかった。明らかに私の中になかった見方が複数読めて、色々な人と話すことの大切さを改めて感じる読書でした(話しているのは本の筆者だけど)。グッとくる文章も結構見つかりました〜

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著者プロフィール

1979年、東京都生まれ。「ヴィレッジヴァンガード」、「二子玉川蔦屋家電」ブックコンシェルジュ、「パン屋の本屋」店長を経て、現在は「HMV & BOOKS HIBIYA COTTAGE」の店長。

「2020年 『シングルファーザーの年下彼氏の子ども2人と格闘しまくって考えた「家族とは何なのか問題」のこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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