- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094061086
作品紹介・あらすじ
国民的「食」コミックの映画版ノベライズ!
ネオンきらめく繁華街の路地裏にある小さな食堂。夜も更けた頃、「めしや」と書かれた提灯に明かりが灯ることから、「深夜食堂」とよばれている。
メニューは豚汁定食と酒のみ。でも、「あとは勝手に注文してくれりゃあ出来るもんなら作るよ」というのがマスターの営業方針だ。
久しぶりに店に顔を出したたまこは、愛人を亡くしたばかりで新しいパトロンを物色中。隣の席にいた年下の男とナポリタンを食べたのが縁で、付き合い始める。(第一話「ナポリタン」)
無銭飲食をしたのを機に、手を怪我したマスターの手伝いを兼ねて住み込みで働くことになったみちる。確かな料理の腕をもつ彼女はいつしか店になじむが、過去にはなにか深い事情があるようで……。(第二話「とろろご飯」)
福島の被災地からやってきた謙三は、夜な夜な店に現れては常連のあけみに会いたいと騒ぎ、トラブルに。あけみが謙三を避けるのには理由があった。(第三話「カレーライス」)
マスターが作る料理の懐かしい味にふれて、ちょっとワケありの客たちは心の重荷を下ろし、胃袋を満たしては明日への一歩を踏み出していく。
国民的食コミックの映画版を完全ノベライズ!
【編集担当からのおすすめ情報】
巻末特典として、映画に登場する飯島奈美氏監修のオリジナルレシピを収録!
感想・レビュー・書評
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一日が終わり、人々が家路へと急ぐころー。俺の一日は始まる。営業時間は、夜十二時から朝の七時頃まで。人は『深夜食堂』って言っているよ。
ほっこりした。深夜の食堂に集まった常連客同士やマスターとの、それぞれの一定の距離感の中で思いやりや、温かみにほっこりした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
映画で見た。ノベライズもの。語り口がしっとりとしていて、そこにある温かい人間関係。とろろ汁の章がいい。原作は漫画とか。探してみんとす。
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店主の目線で語られる、自分自身や登場人物の話という設定に引き込まれました。淡泊でありながらも、人情が垣間見られる店主が、カッコいいというか、素敵だなと思います。
お料理の作り方の説明からは、店主の心意気のようなものを感じ、素直に「作ってみたい」と思いました。 -
一日の終わりに
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映画版ノベライズ小説。漫画と台詞回しがすっかり同じ。マスターと、いつもの常連さんたちに加えて、オリジナルの登場人物たちも漫画の絵で浮かんできて、メニューが全部美味しそう。
マリリン、忠さん、小寿々さん、お茶漬けシスターズが出てきて嬉しかったけど、まゆみちゃんがいなかったよ、残念。
ナポリタン、原作では楽しい話だったけど。とろろご飯、食べたくなった。カレーライス、作り方はそれぞれ…でもいつか試してみよう。 -
読んで、映画見た次の日に、そうめんかぼちゃを買って食べました。
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映画版のノベライズだったんですね。
ドラマのファンだったので、もう小林薫さんの姿と声が重なりっぱなしでした。
とろろご飯もナポリタンもカレーライスも、やっぱり美味しそうで、夜読んではいけないです…
そして、こういうお店が身近に欲しくなります。 -
みちるちゃんの話が良かった(;ω;)
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ホッとするかんじ
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映画も見てみようかな。