でんでら国 (下) (小学館文庫 ひ 12-5)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 65
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094062601

作品紹介・あらすじ

愉快痛快!農民と武士の知恵比べ!

必見!愉快痛快!幕末老人エンターテインメント。

姥捨山の真実を暴こうとする代官の一味が、老人たちの桃源郷「でんでら国」の近くまで忍び寄る。老人の知恵と経験、そして守るもののない捨て身の勇気が、役人たちを翻弄する。そして、老人たちに待ち受ける意外な結末は!?

人生のヒントがいっぱいつまった珠玉の小説。各方面で話題をさらった時代小説が待望の文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 2020.11.12
    下巻は一気読み。思い返すと上巻の後半もとても良いシーンがあった。
    いつの世も弱者は虐げられるものなんだなぁ
    それを跳ね飛ばし、笑って生きる爺婆百姓達にしびれました。

  • 終わり方は「まぁ、これしかないのかな」という決着の付け所でお互いWIN-WINでという感じではあるけれどわだかまりは少し残るかな。
    村の農民には農民のルールがあり理にかなっていると思うけど、それに乗っかろうとするのはずるい考えだなと思う。
    自分のことは自分である程度始末するというのが人として全うなことなのではないかと思うので現代社会の風刺を含めて面白い話だった。

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著者プロフィール

1960年、岩手県生まれ。大阪芸術大学芸術学部を卒業後、2000年に『エンデュミオン エンデュミオン』(ハルキ・ノベルス)でデビュー。『エリ・エリ』(ハルキ文庫)で、第1回小松左京賞を受賞。14年には「風の王国」シリーズ(ハルキ時代小説文庫)で、第3回歴史時代作家クラブ賞・シリーズ賞を受賞。「採薬使佐平次」シリーズ、「江戸城 御掃除之者!」シリーズ、「よこやり清左衛門」シリーズ(ともに角川文庫)や「草紙屋薬楽堂ふしぎ始末」シリーズ(だいわ文庫)、など、多岐にわたるジャンルにて活躍している。

「2023年 『大一揆』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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