夏の果て (小学館文庫 お 10-1)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 25
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094063059

作品紹介・あらすじ

NHKBS ドラマ化原作が遂に文庫化!

広告界のトップクリエイターが、父と子の30年に渡る相克を描いたあまりにも鮮烈な自伝的小説。
NHKBSプレミアムで2015年にオンエアされ、大きな話題となったドラマ『私は父が嫌いです』原作小説が遂に文庫化!
広告業界に身を置く僕は、東京オリンピックに沸く池袋に育った。事業に成功していたはずの父親は、19歳のとき5億円の負債を残し失踪してしまう。苦学しながら大学を卒業し、バブルまっただ中の大手広告代理店に入社し、百鬼夜行の業界を生き抜いていく僕。仕事は成功し賞も多数獲得する。しかしその裏に暗くまとわりつくのが父親の影だった……。失踪から30年後、父親と同い年になった僕は父親の行方を捜すことにした……。
父親の影にに翻弄される主人公の人生を縦軸に、生々しCM制作現場での戦いを横軸に描いた本格長編小説。

感想・レビュー・書評

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  • 小説という表現方法を取っていますが、限りなく自伝として読んでしまいました。泡沫の昭和の広告の世界の物語をこういう表現で記録していくことは必要なことだと思いましたが、でも一番この物語を小説として書き残すことを必要としていたのは著者なんだろうな…とぼんやり感じました。

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著者プロフィール

TUGBOATクリエイティブ・ディレクター、CMプランナー、コピーライター。1956年佐賀県生まれ、東京育ち。早稲田大学法学部卒業、株式会社電通に入社。営業を経験後、クリエーティブ局へ異動。CMの企画制作に携わり、国内外の受賞多数。1999年、日本初のクリエイティブ・エージェンシー「TUGBOAT」を設立。以降、クリエイティブ・ディレクターとして、20年間で約1000本のCMを制作。

「2020年 『広告と超私的スポーツ噺』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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