- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094067408
作品紹介・あらすじ
転職サラリーマンのV字復活物語!
早期退職勧奨を受けた青葉一成は、ちょうど転職先を決まったこともあり、応じることにした。新たな勤務先のグリップグループは、共同の仕入れなどを行う小規模スーパーが集まった会社だった。しかし、直前に社長の交代が行われて新社長が就任。前社長と対立していた社長は、前社長の方針で入社した青葉を快く思っていなかった。何とか開発課長という肩書で入社できたものの、当分は加盟しているスーパーの副店長で現場を担当することになった。
勤務先の「ひなたストア」は、品ぞろえも悪く、店員の活気もなく、くすんだ建物で客もがらがらだった。しかも、近くには大きなスーパーが2軒あって繁盛していた。前社長派の店長は、新社長が近くの大きなスーパーの店長をしていることから、一成を新社長派だと決めつけて全く心を開いてくれない。
自宅にいる妻と娘と離れてひとり暮らしを始めた一成。スタッフとの交流を通じて少しずつ現場の問題を解決しようとするのだが……。八方塞がりのなか、隣に住む老女が大きなヒントを与えてくれる事になる。
廃業必至の店を、どう復活させるのか!?温かな気持ちになれる物語。
『がんこスーパー』を改題しました。
【編集担当からのおすすめ情報】
山本甲士さんの「あとがき」にこうあります。〈『ひなたストア』は、リストラの対象にされた冴えない中年男が、さまざまなトラブルに見舞われながらも、周囲の人たちの協力を得つつ、ついには希望の光を見出し、逆転劇を演じる物語である。そのストーリーの基本骨格が共通している点で、本作は『ひなた弁当』の姉妹作品として楽しんでいただけるはずだと思っている。〉
『ひなた弁当』の次は、是非本書を!
よろしくお願いいたします。
感想・レビュー・書評
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ひなたシリーズ
こんなに上手くいくわけない!と思いつつ、すぐ読み終える。
ハマってる??
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ひなた弁当、民宿ひなた屋に続いて「ひなた」シリーズの3冊目です。
(出版の順番はこのとおりじゃないかも)
どん底から好転するのには、それぞれの物語で何かしらの材料があるわけですが、弁当は野草、民宿は川魚で、ストアは客対応の方法ですね。
野草や川魚については、山本甲士さんの趣味なんじゃね?と思うぐらい、そこばっかりやたら詳しく書かれてますが、ストアの客対応については自分で日頃の買い物で感じた事を書かれてて共感が持てます。
ひかりの魔女的おばーちゃんも登場します。
感動、感激はないけど、普通に安心して楽しめる本ですね。 -
「ひなた」シリーズやっぱり面白い!!
その前に読んでいた「ひなた」シリーズが川魚だったから、そっち方向かと思いきや野菜!
このシリーズ読むと本当元気が出る!
気持ちが上がる!
さぁ私も負けずに頑張るかなぁ! -
内容はがんこスーパーと全く同じ。100ページ以上読んでしまった…
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どん底部分が長いのはキツかったが、心温まるストーリー。
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あとがきがいわゆるエピローグとは別種のエピローグになってて、この小説の味わいを一層増してくれます。小さな奇跡は起こるべくして起こった。楽しいお話でした。
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大好きな分野の本です。
本当に面白かったし、ためになった。
ストレス無く読めました^_^
私自身も気付かされることが沢山ありました。
私たちが日常暮らしていく上で、仕事をしていく上でのちょっとした気遣いなど、とても大切なヒントがいっぱいありますね。
中でも駅ピアノみたいな発想は素晴らしい!!
アイデアって、いろんなところにあるんだなあってことを、つくづく思いました。
最後の「あとがき」も良かった。 -
山本甲士氏のひなたシリーズ第二弾。今回はスーパーの再生復活の物語。リストラにあった中年親父が、潰れかけのスーパーに副店長として出向。回りの人々のサポートを受けて、再生していく『ひなたストア』。娘との仲も改善して、ハッピーハッピー。
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最後までなんの捻りもなくあっけなく終わってしまいました。続編はもう読まなくていいかな。
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廃業間際のスーパー復活劇!
なんとなくこーなるのだろうなぁと予想通りの展開だったけど、とにかく読んでいて楽しかった♪
スーパースタッフや顧客のエネルギーがどんどん満ちていくのが分かるから読んでいて元気が出る!
仕事は生きる為、生きる為に働く!と割り切るのも別に悪くない!
でも一日の何分の1かを仕事の時間に費やす…ならば楽しく過ごせるに越したことはない。
もちろん生活の為に、お給料をもらう為に働くんだけど…仕事を楽しめる事の相乗効果で色んなことが上手く回り始める。
気持ちも時間も生活も気力も…そしてお金も…エネルギーと彩に満ちた人生って本当の意味で豊かな人生なんじゃないかなぁ。
大手のスーパーにはない気軽さ安心感、アットホーム感…これらが小規模スーパーの魅力!
敢えてそちらを好んで買い物に行きますもん、自分も!
それぞれの良さを引き立て合いながら人々の生活を…人生を潤してほしいなぁ〜
山本甲士さん、「ひかりの魔女」に続き2冊目ですが生きるエネルギーを、元気をくれる小説!
好きです!