大阪マダム、後宮妃になる! 二回戦は熱闘猛虎黎明編 (小学館文庫 C た- 2-2 キャラブン!)

著者 : 田井ノエル

• 小学館 (2021年3月5日発売)

作品紹介・あらすじ

コテコテ大阪女子の中華後宮転生譚！

大阪で生まれ、難波で育ち、道頓堀で死んだ――そんな前世の記憶を持つ、凰朔国随一の商家の娘・蓮華。父親に命じられて後宮に入った蓮華は、実権を握る皇太后に対抗しようという皇帝天明に持ちかけられ、互いの利のために秘密の協力関係を結ぶ。表向き"皇帝の寵姫”となった蓮華は、居酒屋たこ焼きチェーンの店長だった前世の経験をフル活用して後宮での商売を開始！ 勝手にライバル視してくる妃たちに、たこ焼きやミックスジュースを振るまい、飴ちゃんを配り、蓮華はいつしか後宮の雰囲気を変えていく。
そんな蓮華の目標は、『強くたくましく、清くて賢い大阪マダム』だった前世のオカンのような立派な女性になること。そして凰朔国に野球を広め、後宮リーグ（通称コ・リーグ）を作ること。それと…天明にちゃんとした寵姫ができるようにすること…？
ある日、後宮に新しく王淑妃がやってくるが、蓮華はどこか奇妙な王淑妃の言動に違和感を覚える。そして、皇帝のための大宴で野球の試合を披露することになった蓮華は、意外なものを目にすることに。
コテコテ大阪女子な後宮妃に、絶対絶命の危機が!? 大阪魂×中華後宮の話題作、第二弾登場！

感想・レビュー・書評

[ロカさんの感想 · 2021年3月5日]

今回もお腹抱えて笑わせて貰いました(^-^)

コミカライズも決まったと言う事で、更にめでたい！

次はいつ出るのかなぁ。

[襟子さんの感想 · 2022年9月22日]

新キャラ登場！ヒロインと同じ転生者ならジャイアンツファンだろうなとは思ってたけど、中身が下町言葉使いのおじさんな所は意表つかれました。女性主人公もので野球が出てくる話は珍しいので新鮮で面白かったです。
ビリケンさん似の悪役も登場。単なる小悪党かと思いきや、娘を犠牲にする冷酷さ。ヒロインの明るさと対象的な暗い側面も出てきましたね。是非凰朔マダムに頑張って貰いたいです！

[海と青硝子さんの感想 · 2022年9月17日]

野球ファンなので、コ・リーグも熱烈応援します。蓮華率いる芙蓉虎団頑張ってほしい！　劉貴妃率いる桂花燕団もすごく気になりますね。王淑妃と傑が立ち上げる水仙巨人軍も手強そう。アニメ化したら、白熱の好ゲームを見られるのになぁ。
野球が熱く楽しく盛り上がる陰で、天明の敵の手が蓮華を脅かします。前途多難だけど、頑張りや！蓮華‼︎
もしかして今後、広島から転生してきたカープファンが、殴り込んできたりしないかしら？
蓮華が道頓堀へ落っこちたのは、令和の阪神優勝の年だということですが、令和4年(2022年)のペナントレースを制したのはヤクルトスワローズでした。ってことは、まだ蓮華(いや、華？)は前世で生きてるってことですか？　今、私の頭には、劉貴妃のほくそ笑む顔が浮かんでいます。

[海さんの感想 · 2021年8月22日]

相変わらずのコテコテ大阪女子。野球の試合を始めたり新しい妃が来たりと物凄くドタバタしてる。ドタバタしただけで終わってしまって、そこから話が展開していかないのが残念。

[ゆふぃさんの感想 · 2021年5月23日]

相変わらず飛ばしてるなぁ。クセの強い新キャラも登場して、続きが楽しみ

[萠都さんの感想 · 2021年4月11日]

まさか、続編が出るとは！
カラッと笑いたいときに読むと元気が出ます。
今回も最後は蛸が持っていく感じではありますが...
二人の関係性も気になる感じ

[みどふくmidofukuさんの感想 · 2021年3月11日]

大阪マダム、第二弾！
今回は野球の試合がメインなので、プロ野球ファンのセ・リーグファンにはクスリとするネタがあちこちに☆
後宮らしいビターな陰謀も。続くなら、蓮華はどう変化していくのかな！？(^^)

著者プロフィール

略してタイノエ。小説家のような生物。愛媛県松山市近辺在住。2018年、第6回ネット小説大賞を受賞して商業デビュー。代表作に『道後温泉 湯築屋』シリーズ（双葉文庫）、『大阪マダム、後宮妃になる！』（小学館文庫キャラブン！）などがある。@tainoe_tainoel

「2023年 『執筆中につき後宮ではお静かに 愛書妃の朱国宮廷抄　3』 で使われていた紹介文から引用しています。」