料理道具屋にようこそ (小学館文庫)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 140
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094071351

作品紹介・あらすじ

料理道具で悩みを解決!お仕事青春小説 自分で立ち上げたWEBデザインの会社がうまくいかず、てんぐ橋にある実家の飲食店用品店・タクミ屋に逃げ帰ってきたミチカ。しかし戻ってきたはいいものの、タクミ屋の経営状況は芳しくなく、窮地に立たされていた。「タクミ屋になんか行ったって、欲しいものはなにひとつ売ってない 同じ商店街に店を構える小料理屋の店主にそう言われ、顧客の求める品揃えに対応できていないと悟ったミチカは、人に求められる料理道具屋にタクミ屋を変えることを決意する。てんぐ橋の食品サンプル店で働く同級生・ユイとの再会がミチカに大きなきっかけを与え、初めはそりが合わない二人の関係にも変化が──。 料理道具で人々の悩みを解決するお仕事青春小説、ここに誕生! 解説は、かっぱ橋商店街にある飯田屋の社長・飯田結太さん。 【編集担当からのおすすめ情報】 〇帯推薦コメント手に馴染む料理道具は、自分の体の一部みたい。この道具店は、自分を見つけに行く場所。 --料理家・和田明日香さん

感想・レビュー・書評

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  • 子どもの頃憧れた食品サンプル。
    目の前に「商品」として並んでいたら、興奮してしまいそう(笑)

    道具街に行ってみたいと思いました。

  • 表紙イラストになっている男性っぽく見える女性が主人公の物語です。自身の観察力の高さと周囲からも褒められる味覚の鋭さを武器に家業のピンチを乗り切っていきます。

    全体的に文章が読みづらいです。誤字脱字も多く、校正する時間が無かったのかと疑いたくなるほど読むのに苦労しました。

    たった2,3行の間に人物の心理描写がころころ変わったり、著者が流れと関係ない文をダラダラ書いたり括弧書きで余計な一言を添えたりするせいで、読み手はペースが乱されて落ち着いて読めません。そのせいで内容を理解しづらい場面が多々あってイライラしました。著者や編集者はそれで作品に絶妙な間をとっているつもりなのかもしれませんが、無駄に文字を増やしているだけです。

    個人的には無理やり若者言葉を使って不自然なタイミングでカタカナが出てくるのが受け付けませんでした。なんとしても若者に媚びようとしてる典型的なおじさんという感じがして不快です。

    著者は他にもいくつか小説を書いているようですが、もっと簡潔に文を書くことを意識してほしいですね。

  • 料理道具と料理を絡めた小さな事件が楽しい。
    ミチカも段々料理道具屋としてしっかりしてきてて、成長が見えるのも良い。
    淡々とした温度感なんだけど、その分さらっとしているので読みやすいです。

  • お仕事、料理、店復興、人情、相棒、成長、いろんな要素をうまく組み合わせて自分の型を持つ作家さんだ。当然物語はおもしろくなる。お仕事小説!

  • 奥深い、いい話♪
    大変参考になりました♥

  • 60歳を過ぎても、主人公が20代の青春小説を楽しめました。いわた書店で購入。この著者の本をもう少し読んでみようと思います。

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著者プロフィール

1962年、東京都生まれ。専修大学文学部国文学科卒業。1994年に『恋人といっしょになるでしょう』で第7回小説すばる新人賞を受賞してデビュー。著書に『キリの理容室』『料理道具屋にようこそ』『わたし、型屋の社長になります』『就職先はネジ屋です』『鋳物屋なんでもつくれます』『天職にします!』『あなたの職場に斬り込みます!』などがある。

「2023年 『お菓子の船』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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