- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094071757
感想・レビュー・書評
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引け目や後悔や孤独を埋めようとする人達の話
途中までは面白かったけれど、あまりにも最後が綺麗すぎた
理想なんだろうな詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
映画の宣伝で興味を持ち、読みました。
同性愛の話がずっと続くのかと思ったら、タイトルの通りでした。それでいて、愛とはなんなのか、読むたびに心に沁みる、本当に素敵な本でした。
大好きな本になりました。
巻末の、映画で主人公を演じた俳優、鈴木亮平さんの言葉も素敵でした。良書です。 -
すごい破壊力だった。電車の中で読んでて後半は特に危うく何度も嗚咽しそうになった。著者の表現力の豊かさに圧倒された。
映画がとても良かったのですぐに買って鞄に入りっぱなしだったのを半年ぶりくらいに読み始めたらちょうど良い具合に映画の記憶も薄れていて、改めて新たな気持ちで味わうことが出来た。ただ、映画主演の鈴木亮平だけではなく、宮沢氷魚や阿川佐和子の印象はやはり強固で、頭の中で小説の文章と不思議な融合を果たして新たなシーンが紡がれていくのが心地良かった。
もう一回映画観たくなってきたな。 -
主人公が愛を金で表現することをどこか後ろめたく思っているのが印象に残った。でも、その人が大切だと思う気持ちを、このモノに溢れた現代で、物質なしでどうやって伝えれば良いのだろう。この答えの一つは「言葉」だと私は思う。主人公も、恋人も、その母親も、「ごめんなさい」以外の言葉を知っていたならば。そう思えてならない。
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どんな形の愛があってもいい。
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恋愛小説やけど、その枠組み自体が供述トリックになってる。
愛とは何か、エゴとは何か。純愛とは、他人の行動操作とは、殺人教唆とは。
非常に曖昧で、感情がグラグラする。
自伝的小説だと知り、そのリアリティにも驚き。
映画も見てみよかな?