話す写真ーー見えないものに向かってーー (小学館文庫 は 23-1)

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  • 小学館
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本棚登録 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094072082

作品紹介・あらすじ

写真家畠山直哉が真摯に語る写真とは何か 石灰石鉱山の写真集『LIME(ライム) WORKS(ワークス)』で一躍注目を浴び、いまや日本のみならず世界的に活躍する写真家・畠山直哉。石灰工場、石灰石鉱山の発破の瞬間、都市のビル群などのたぐいまれに美しいプリントで多くのファンを獲得している。撮影対象の面白さと写真の美しさで話題になることの多い畠山だが、いっぽうで「ことばを発する写真家」としても知られている。 本書は、畠山のことばの中から、講演・講義といった、「話された写真」についてのものを集めて、一冊にまとめた著書の待望の文庫化であるる。畠山の〈見ること、認識すること、考えること〉から紡ぎ出された写真についてのことばの中から、さらに、聞き手に伝え、理解を促すことを念頭に考えられた「話し言葉としての写真論」を並べてみると、思考と認識の手段として写真を選んだ、日本にこれまでにあまりいなかった「考える写真家・畠山直哉」が浮かび上がってくる。「写真とは何か」ということを絶えず問い続ける真摯なひとりの写真家の姿である。スマホの普及も相まって、大きく概念を変えつつある写真について、もういちどきちんと考えるきっかけとなる一冊である。 【編集担当からのおすすめ情報】 スマホの普及で、かつてないほど誰もが写真を撮る時代に、あえて「写真とは何か」と考え続ける写真家による、写真を巡る論考集です。ただし、書かれた文章ではなく、講演等で話された「写真論」をまとめたものですから、取っつきにくいと思われるテーマも理解しやすく、分かりやすくまとまっています。

感想・レビュー・書評

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  • 写真家が語る写真についての講演集。
    写真雄の歴史。写真家の歴史(鉱山での発破写真、建築写真等)
    そして、写真は芸術か?

  • この歳になって初めて意味が理解できた。
    若い頃はわからなかった

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著者プロフィール

1958年陸前高田市生まれ。筑波大学大学院芸術研究科修士課程修了。1997年木村伊兵衛賞受賞。著書に『Underground』(メディアファクトリー)、『話す写真』(小学館)など。

「2015年 『陸前高田 2011‐2014』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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