後宮の巫女は妃にならない (小学館文庫 Cき 2-1)

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094072457

作品紹介・あらすじ

嫌われ巫女、なぜか皇子に溺愛されてます! いにしえの時代、神鬼の意を占う巫女あり。神に通じ、鬼(死者)に通じる彼の者たちは、その力を以て王の治世を補佐したもう。よってその存在、あまねく国の行く末を占うものなり――。 かつては王権のそばにあり、大変貴重とされた巫女。だがこの国ではいつからか、巫女は忌まわしい存在として迫害されるようになってしまった。今は 新しい王朝が立ち、それに従いようやく禁巫の令は取り消されたが、巫女の血を引く者は、長い迫害の期間を経て激減していた。そんな中、巫女の血を誇る祖母に地獄の英才教育をほどこされた螢那は、実はがっつり巫女の力を持っていた。……が、本人の感覚は「ちょっと霊が見えるだけの平凡な女の子」という程度。祖母亡き後、なさぬ仲の義母にいじめられつつも毎日やり過ごしていた螢那だったが、ある日、火事騒ぎに巻き込まれ、そこで出会った男にさらわれて後宮に入れられてしまう。 人さらいはの正体はこの国の皇子・侑彗。いわく「王朝にかけられた呪いを解き、世継ぎ問題を解決できるのは巫女のみ」で、螢那を妻にしたいらしいのだが……!? 後宮を舞台にした、中華風なぞときファンタジー!

感想・レビュー・書評

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  • いつものストレス解消本です(^◇^;)

  • 皇后さまが案外話のわかる人でびっくり。
    続編を待ちます。

  • 身分とかに緩い後宮物。螢那は自分の言動がかなり迂闊なのに全部侑彗のせいにするのはどうかと思う。知識もあってそれを活用できもするのに、部分部分で物凄く鈍かったりしてバランス悪い子だなぁという印象。

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著者プロフィール

神奈川県在住。立教大学文学部卒。2012年講談社「ホワイトハート新人賞」を受賞しデビュー。主に中華世界やオスマン世界を舞台にした女性向けファンタジー小説を講談社X文庫ホワイトハートにて発表する。デビュー作を含めた「エルトゥールル帝国シリーズ」が人気を博し、そのうちの『囚われの歌姫』『運命の皇帝』のほか、短編『流離の花嫁』がコミカライズされている。

「2022年 『後宮の屍姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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