- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094083309
作品紹介・あらすじ
パンクバンド・死怒靡瀉酢の美少女ヴォーカリスト・ミシンは、竜之介の追悼ライヴで最後の曲を歌ったらギターで撲殺するよう傘子に頼む。が、彼女の鈍臭さが原因で死に損なう。死に損なったミシンはバンドを再開、人気は異常なまでにヒートアップするが、ある日のライヴで死人が出たためバンドは休止に追い込いやられる。最高にクールなバンド・ノヴェル。
感想・レビュー・書評
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「ミシン」続編。パンクバンドのギタリストが、突然の交通事故で亡くなる。ボーカルの美心は、彼の父親の愛人の娘、異母兄妹だった。二人は、同居して疑似家族のようだった。兄の死を受け入れられない美心は、ライブの最後にギターで撲殺して欲しいと頼むが、結局死にきれず、再びバンド活動。
続編は、パンクバンドのライブが中心になっている。ライブ経験はないけど、たぶん臨場感があるのだと思う。熱狂的なライブの最中に、デビュー当時からのファンが病死して、再び、責任を感じたバンドは行き先を見失っていく。
復活ライブで、美心は兄の歌と共に精神的にも復活していく。
社会や時代や大人に反抗し続ける少女のカッコいい生き様。 -
面白かったです。「ミシン」より熱い。
本当に凶暴なのはミシンではなく傘子でした。
わたしの好きなミシンしか認めない、か弱くて脆いミシンなんて叩き潰す…と言わんばかりの追加公演の仕打ち。その前に、ミシンは傘子を「愛する人に優しくできないタイプ」と評していましたが、そんな甘いものではありませんでした。
でも、乙女ってこれだ!と思いました。歪。
ミシンはだから、傘子を手放せないんだと思います。竜之介にも井上静子にも出来なかったこと。
「手術台の上のミシンと蝙蝠傘の~」は去年何処かで目にしました。その時、何で見覚えがあるのだろう?と思いましたがこの作品で出会っていたからなのですね。
サティの『猿の王様を目覚めさせる為のファンファーレ』聴いてみました。ちょっととぼけてて良いです。 -
ミシン続編ということでしたが、なんだかパラレルワールドのような感覚でした。ミシンは本当に死んでいるのかも知れない、この物語はミシンの夢なんじゃないのか…と思うほどミシンは弱く、エスを夢見ていた主人公はカサコになってしまい最早別人…。
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ミシンの続編。
なかなか面白かった。
嶽本野ばらってな感じで、洋服の描写が細かい(゜д゜) -
良かった〜( ´ ▽ ` )ノミシン1のラストが衝撃だっただけに、読んでよかった♡♡♡ライブのシーンが好き!
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前作の終わり方がかなり良かったので、「え、続いちゃうのかよ」と思いながら読了。今回は夢見る乙女要素は薄く、むしろ青春物と考えて読んだ方がいいです。追加公演時のミシンの様子を見て完全主義者を炸裂した傘子の行動力は見物。取り敢えず、不幸を匂わす終わり方じゃなくて安心した。
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1巻に比べて俗ものに成り下がった感じ。ライトノベル的だった。
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ミシンの続編。
野ばらさんて女性の心を掴む作品が多いと聞きました。
レビューを拝見して、なるほ...
野ばらさんて女性の心を掴む作品が多いと聞きました。
レビューを拝見して、なるほど!と納得しました(*^^*)
こちらこそ、ありがとうございます。
どの作品も丁寧に読まれてますね。
私は、雑食で、ざっくりですけどm(_ _)m
よろしくお...
こちらこそ、ありがとうございます。
どの作品も丁寧に読まれてますね。
私は、雑食で、ざっくりですけどm(_ _)m
よろしくお願いします。