マイレージ、マイライフ (小学館文庫 カ 1-1)

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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094084351

作品紹介・あらすじ

ライアン・ビンガム。職業・凄腕リストラ請負人。ハンサムで女性には不自由したことがない。大手企業に雇われて余剰人員に引導を渡すため、全米を駆け巡る毎日。年間出張三二二日とあって、アパートメントも引き払い、飛行機の中とホテルが愛する我が家。もうすぐ今の会社と縁を切り、格上のコンサルティング会社に転職してキャリアアップする予定だ。だがその前にしておかなければならないのが会社の金で"グレートウエスト"航空のマイレージを百万マイル貯めること。あと六日、八つの都市を巡ればミッションは完成なのだが…。ジョージ・クルーニー主演映画『マイレージ、マイライフ』原作小説。

感想・レビュー・書評

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  • 映画が超おもしかったから期待してたけど、映画とは設定から全然別の
    お話でした。

    文章自体、何が言いたいのか全くわからんまま、途中で断念。。

  • マイルを貯めることに執着する人は私の知り合いにもいるけれど、ここまでいっちゃうとどうなんでしょ、と思ってたらやっぱりおかしくなっちゃった。ここまでは極端かもしれないけれど、こういう人って実際にもいるんだろうなあ・・・

  • 今年ハリウッド映画化された本なので、おもしろいかと思って読んでみました。
    主人公は35歳で、キャリア転換カウンセラーという名の下に、全米各地へ飛んでリストラ対象者と面談をし、キャリア・アップを勧める首切り屋です。
    ハードな仕事の中の彼の楽しみは、出張で使う飛行機のマイレージをためること。
    これが、ついでのおまけ的なものかと思えば、彼にとっては生きがいそのもののようであることが読んですぐにわかり、50ページ前にして、その異常さに辟易し始めます。

    なおも読んでいきましたが、彼のマイレージ獲得への執念的態度は強まる一方。
    普通の感覚ではありません。
    ここまでマイル貯金に執着しないとやっていけないほど、ストレスフルな仕事であり、彼がその他のことにほとんど興味が無いこともわかってきます。

    とにかく人間関係が希薄。
    家も持たず、根無し草のように生きる日々。
    会社の経費でマイレージをためていく生活に彼は満足しているようですが、そんな普通ではない日々は知らぬ間に彼の内面を破壊していたようで、彼の目を通して語られる一人称物語が、どうも後半からは、つじつまが合わない、どこか壊れたような流れになってきます。
    それは、彼の内面の破綻を物語っています。
    そこで、彼が心臓発作をわずらい、意識不明の時間があると語られます。なお、薬に手を出していることも。
    自分が目標とする100マイル貯金まではあと少しですが、それまで彼の神経は正常にもっていられるのでしょうか。

    最後はよくわからないままのエンディングとなります。
    何度読み返してもわけがわからず、どの辺りから彼がおかしくなっていったのか、よくわかりません。

    映画はかなり違う話になっているとのこと。
    たしかにこの内容では、全くおもしろくありません。
    好きなストーリィではありませんが、個々の人間の繋がりが希薄になった現代社会がデフォルメして描かれており、主人公のような人がこれから増加するのかもしれないと思うと、ひやりとしました。

  • 購入:2010/8/8、読了:-/-/-

  • わけのわからない小説だが、面白かった。映画とはぜんぜん違うけど。

  • なぜこれが映画の脚本に?疲労感が半端なかった。もっと軽い感じだという予想を裏切られました。

  • わけわからん・・・

  • この本は読んでいませんが映画を見ました。期待通りの良い映画でした。

    概略
    年間出張322日、企業のリストラ対象者に解雇を通告するプロフェッショナル、いわゆる“リストラ宣告人”―ライアン・ビンガム(ジョージ・クルーニー)。しがらみという煩わしい“荷物”を持つこともなく、夢の目標1000万マイル達成だけが彼の存在証明。彼に降りかかる様々な人間関係を通して、現代社会が、そして“今の自分”が見えてくる。
    仕事と家族という人生の二大テーマを鮮やかに描き出す。

  • ジョージ・クルーニー主演映画の原作。原作といっても解説にもあるように設定やテーマはこの話がベースになっているもののストーリーも雰囲気もがらりと違うようです。読後感は『ライ麦畑でつかまえて』を読み終わったときのアレこれで終わり?!という感じに似ていて中年版ホールデンが飛行機に乗ってあちこち飛んでるようなそんな印象でした。個人的な好みにはまったくあわず、途中なんども眠くなってそもそもあって無いような話の筋を見失いながらほとんど理解できずになんとか読了。

  • 2010.02.07 朝日新聞に掲載されました。

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