ささみさん@がんばらない 4 (ガガガ文庫)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 284
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094512441

作品紹介・あらすじ

二年生に進級したものの、相変わらず友達の作り方がわからないささみさん。クラスメイトのかがみに甘える日々…でも、最近気になるのは学級委員の情雨ちゃん。だって、可愛いし、人気者だし、あんなモノを見ちゃったし…。彼女とお友達になれるかな?そんな中、クラスをあげての二泊三日の懸親旅行が始まって!?ささみさんにワナを仕掛けるべく暗躍する情雨、相変わらず危険なセクハラ連発のつるぎ、どうも様子がおかしいかがみを乗せて、バスは『異界』に突入する!高校二年生編は乱痴気騒ぎ!?好評シリーズ第4弾。

感想・レビュー・書評

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  • 今回は明確な敵対勢力が登場したな。今までは鎖々美の脱走に始まる一連の出来事だったしな。
    それにしても神々のみの争いで人間からすれば、信仰対象が変わるだけで生活に変化なしかと思っていたんだけど、過去から改変されるとなると大きく変化するんだろうな。
    今巻は登場シーンが少なかったが、鎖々美が自分から離れていくと感じて、泣くかがみかわいい
    [more]
    それにしてもアマテラス系から外れた神々は現役ではなくなっているのか…
    日本の神々なんてものは外来の神々を結構な割り合いで取り込んでいると思うから、そんなには多くないんだろうな。それこそ、徹底抗戦をした神々ぐらいなのかな?
    それにしても今回は色々と判明したな。神臣が日本神話で捨てられた神であろう事、同じタイプの神が他にもいた事、最後に海外の神々が介入してきた事
    つうか夫婦喧嘩に人間を巻き込んでるんじゃねぇよ?日本で波風を立てるな?

  • ささみさんのクラスメイト、
    蝦怒川情雨(えどがわ・じょうう)に誘われて一泊二日の親睦会へ参加。
    が。
    体調を崩して欠席するも、押しかけてきたたまを使って参加。
    たまに意識を被せて、体をささみに変えて。

    一泊二日の九頭龍神社、お祭りの日。
    本当なら、クラスメイト共々生贄にさせられるハズが、
    あれこれ手が回らず、邪神3姉妹によって阻止される。
    相手はアラハバキ、そして情雨の使いの玉藻前。

    情雨は・・・ある意味不自由人。
    ささみの好意を受け止められず、右往左往。
    三姉妹はボロボロになりながら。
    つるぎの弟スサノヲが、九頭龍を退治・・・??

    日本は八百万の神。
    それに対しての唯一神。
    そして最後に 八岐大蛇SNS が大幅アップデートされて、ゼウスの名が記されている。


    はて、これからどうなる?どうする?

  • アニメで描かれた内容はここで終了、次回からはギリシャ神話の神々が日本で大暴れするらしいので面白そうです。というか‥最高神ゼウス軽いですね、ノリが。

  • アニメ版はこの辺りまでだった気がする。
    情雨ちゃんが出てきて段々とストーリーが広がってきました。
    みんな不器用で微笑ましいですね。

  • 正直、本筋よりもささみさんとかがみの百合っぷるが気になって仕方なかったです(笑)。
    こっそりたま押しだったんで表紙イラストは本当にありがとうございますありがとうございます…!

  •  今までで一番据わりの良い展開で、読後感の良さが際立つ巻である。
     ただ、情雨の描き方はやや上滑りしているようにも見えて、終盤での彼女の失敗に繋がる展開はもう少し上手く運べなかったかなとも思う。ささみさんについては良い仕込だったと思うのだし。
     でも、いままでで一番面白かった。良い巻だった。

  • 情雨ちゃん登場。アニメ化はここまででしたね。このあと登場人物が一気に増えるので、二期は絶望的?

  • ささみさんのライバル(?)である情雨が本格参戦して,新キャラ投入によるテコ入れ巻といったところ.情雨も鎖々美に負けず劣らずなかなかの波乱な人生という設定で,作中の賑やか度は今まで以上.ただ,シリーズのモチーフである日本神話に加えて妖怪まで参戦し,油断していると話の展開に着いていけない.霊能力戦も段々と普通のバトルショーになっている気がしてしまう.かがみの嫉妬や鎖々美から情雨へのアプローチはとてもよかった.鎖々美の百合属性はこれからも引っ張るんだろうな.
    しかし作中の盛り上がりよりも,表紙イラストのたま(小学生!)の方がインパクト大.

  • “お兄ちゃんが猛烈な勢いで漕ぐ自転車。
    たまはお兄ちゃんの背中に抱きついて、楽しそうに歓声をあげている。
    「どうやら、間にあったようですね——つるぎ先生に頼んですこし出発を遅らせてもらって良かったです。さぁ、しっかり僕にしがみついてるんですよ?」
    「うんっ♪」
    ぼきい。
    「おげええ!?」
    「ありゃ?おぉパパりん、へし折れてしまうとは何事じゃ」

    ささみさん【たまーっ!?あんた幻覚で周りをごまかしてるだけで身体<からだ>はそのまんまなのわすれてるでしょ!?腕力強いんだから全力で抱きつくな!!】
    tama【どんまい、どんまい!!次につなげていこう!!】
    ささみさん【意味わかって言ってるそれ!?繋げでどうするの!?コンボ技で殺すの!?】”[P.81]

    前半の百合っぷり。
    二年左組の団結力が気持ち悪い程面白い。
    情雨ちゃん、やってることも言ってる事もあれだけど可愛い。
    鎖々美が情雨ちゃんと仲よくしようとしてるのが好き。
    SNSの親会社が海外資本に買収された話の辺りは伏線かと思ったけど、まさか最後で回収してくるとは思わなかった。希美ちゃんが『アラハバキ』の『英雄』になっちゃってる辺りがどきどき。

    “二年左組の団結力はすごいのだ。みんな頭おかしいのかと思うぐらいだ。
    「そういやさー」
    妖子先生の膝の上に収まって、後ろから抱きしめられるかたちになっているつるぎが(何してるんだこのひと……?)素朴な疑問を投げかけた。
    「縁日のあとはどーすんだ?帰って風呂入って寝るだけか?」
    「え……?」
    情雨はわずかに戸惑って、眼をぱちくりさせた。
    まるで、何も考えていなかったみたいな。
    縁日のあと、この世界が終わってしまうみたいな。”[P.122]

  • 絶望……滅亡……破滅……。事態は深刻なのに能天気なささみさん。
    設定が設定だから結果は分かりきってるって感じであまり重く捉えずに読み進めてやはりですよねーって感じに解決したわけだけど。
    最後の次回への振りが壮大でちょっとこれ結構やばいんじゃねと思ってドキドキハラハラなんだけどあとがきで少し落とされた……(笑)。
    かがみが可愛くて可愛くてマジ可愛いよかがみ。

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著者プロフィール

高校在学中に第8回角川学園小説大賞・優秀賞をはじめ、合計五冠の新人賞に輝く。ライトノベル、一般文芸とジャンルにとらわれず執筆を続け、著書に『狂乱家族日記』(エンターブレイン)『私の優しくない先輩』(講談社)。TVアニメ化もされた『ささみさん@がんばらない』(小学館)も執筆。

「2020年 『桃瀬さん家の百鬼目録2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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